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第3回 「どの病院に行ってみようか? ~情報収集の方法~」

2009/10/20
賀来 敦(社会医療法人北斗 北斗病院研修医)

私自身は、総合医療・家庭医療志望であるため、4年生の夏に「第17回医学生・研修医のための家庭医療学夏期セミナー」へ参加した。まだ専門医指向の強かった時代から総合医を目指してきた多くの医師や、同様の目標を持った多くの学生たちに出会うことができ、早くからスーパーローテーションを実施している病院も知ることができた。

河北総合病院、長崎医療センターはそこで初めて知った病院である。このように各種セミナーは、自分が興味を持てる病院を増やすためのよい機会であり、自分自身の理想とする医師像に近い「ロールモデル」(※)を見つけるチャンスでもある。

私自身のロールモデルも、病院見学での出会いから見つけることができた。医療崩壊が進む中で、それに抗して、地域で新しい医療創生を目指すパワフルな人である。

また、外科系希望者の裏技として、各種の麻酔科系セミナー(注5)に参加することをお勧めする。さまざまな施設で横断的に麻酔業務を行う麻酔科医は、外科医の力量をある意味、客観的に俯瞰しているからだ。

外科医自身は、自分の所属している医局や大学、病院の流儀に縛られていることも多く、系列外の医師については、あまり語りたがらないこともあるだろう。その点、麻酔科医に「どこの病院の外科が良いか」を尋ねることは明らかに邪道ではあるが、有効な手段ではないだろうか。

また、医師・医学生限定の会員制手術動画配信SNSサイト「e-doctor plus」(注6)というものもあるらしい(自分は内科系志望者なので登録はしていない)ので、興味のある方は登録してみてはいかがだろうか。

※ロールモデル(roll model):具体的な行動技術や行動事例を模倣・学習する対象となる人材。ロールモデルを漠然と観察するのではなく、診療行動に関する何らかのモデルに基づきながら観察・考察すると、学び取るポイントもより明確になる。

(注1) 「いい病院」ランキング
(注2) 全国優良病院ランキング 日経メディカル
(注3) DOCTOR'S MAGAZINE, MEDICAL PRINCIPLE CO., LTD.
(注4) ジャミックジャーナル, (株)リクルートドクターズキャリア
(注5) 麻酔科医の麻酔科医による麻酔科医のためのサイト
(注6) e-doctor plus, LinkStaff Co.,Ltd.

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