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情報の信頼性~ICTの急進展と情報の信頼性~

2009/04/27
一般社団法人 統合医療福祉中村直行研究室 中村直行

情報の内容については根拠の確認を

では、星の数ほどある情報の中から、信頼できる情報を収集するには一体どうしたらいいのでしょうか。方法は一つだと言われる方もいるかもしれませんし、複数あるとおっしゃる方もいるかもしれません。

いずれにせよ、私は「根拠の確認」がキーワードの一つであると思います。健康の維持増進のための楽しくてためになる情報なら許容範囲も広いでしょうが、特に重篤な疾患に関する情報は、その内容の精度や信頼性等が重要であり、そのためにはその情報が信頼に足り得るものかどうかという根拠が看過できないからです。

ところで、2004年1月に「厚生労働白書」の基礎資料として、成人男女1300名に対して意識調査が行われ、安心して受診するための要望として「充分な診療時間の確保」が38%で最も多い結果となりました。

その後の正確な数値の増減は測りかねますが、未だに診療時間が充分に確保されていないのであれば、患者やご家族がICTを活用して情報を入手し、理解や知識を深めたり、新たに発生した疑問解決を図ったりする場合もあるでしょう。

いかなる情報でも、本当に役立つ情報にはそれなりの根拠が存在します。根拠の確認をしっかりと行ってから、貴重な情報を有効に活用したいものです。

次回は、何故、病院のタライ廻しが起きるのかということについて考えてみたいと思います。

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