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うつ病らしくないうつ病って?

2009/06/19
米山 公啓

 とにかく最近では、うつ病の薬は副作用が少なく、非常に使いやすいSSRIが主体ですから、頭痛やめまいに診断的な治療ということで、一度しばらく飲んで様子をみるということをします。

 病気というものが、すべて医学の教科書のような典型的な症状を示さないものだということを、医者側がよく理解していれば、早期に診断がつくものです。しかし、非常に混んでいて診療時間が短い病院では、詳しく症状を訊いてもらえないので、かえって診断が遅れてしまうことになります。

 普段からかかりつけ医を持っていれば、いつもとは違う症状にはやく気がついてくれるので、早期に治療に入れるのです。

 また高齢者も仮面うつ病として発症してくることが多く、頭痛で訪れても、元気がない、眠れないというような症状がある場合は、うつ病の薬を処方することも多くなってきました。これもたくさんの高齢者を診ている医者なら、すぐにそういった治療をしてくれますが、一般的な内科では、歳だからというでかたづけられてしまうことがあります。

 患者としては、普段とは違う症状であることをしっかり説明することも大切です。
 正しいうつ病の診断を受けるには、頭痛で痛み止めを長く飲んでも、症状がよくならないとき、思い切って医者を替えてみることも大切なのです。

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