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なぜしょっちゅう受診させるのか

2009/05/02
医療コラムニスト 21世紀医療フォーラム取材班記者  狩生聖子

症状が治まっているのに薬をまとめて出してくれない……。
「医師の儲け主義」と女性患者たちは憤るが!?

問題は医師の説明不足。通院の必要性を話せば
患者は納得して治療を受けられるのに。

「A耳鼻科にはまいったよ。まとめて薬を出してくれなくて、この忙しいのに1週間おきに4カ月も通い続けて、もうぐったり」
 と専業主婦のBさん(30代)が憤慨している。

 Bさんは昨年末、風邪がなかなかよくならず、黄色い鼻汁が続いたため、A耳鼻科を受診した。X線写真で副鼻腔炎と診断され、
「治るまでに最低3カ月はかかる」
 といわれ、抗生物質による薬物治療が開始された。しかし、困ったのは鼻の症状がすっかり落ち着いた後も、主治医が薬を1週間分ずつしか処方してくれないこと。

 診察では特に検査も行われず、「じゃあ、また1週間後に来てください」の繰り返しだったという。しかし真面目なBさんは、
(小さい子どもを抱えて、受診をする時間を作るだけでも大変。毎週のように行けば診察代もかさむし……) といいたいところをグッと抑え、通院を続けたのだという。

 私も同じ病気で以前、この耳鼻科に通ったことがあり、彼女の気持ちがよく理解できた。私も「週イチ通院」をいいわたされたが、通いきれずに1カ月で治療をやめてしまったクチだ。

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