行動パターンが心筋梗塞のなりやすさを決める?
若者よりも30代、40代ときには50代の働き盛りが好んで読むマンガ雑誌、『ビッグコミックオリジナル』に登場する「釣りバカ日誌」の浜崎伝助氏は、釣りができないくらいなら出世などしたくないと思っている。釣りさえできれば左遷も大歓迎だ。
ゴルフは仕事と割り切るサラリーマンもいるなかで、浜ちゃんは、釣りを仕事に生かそうなどとは考えない。それでも、なぜか釣り仲間は社長や財界のトップ。
そんな浜ちゃんと正反対なのが上司の佐々木さん。浜ちゃんに釣りを教えた張本人だが、釣りなんかしても仕事に結びつかないと、さっさとゴルフに転向した。仕事のためなら趣味ぐらいいつでも捨てられるというタイプである。ドジだが、上昇志向が強くせっかちでもある。
浜ちゃんのような行動パターンをB型タイプ、佐々木さんのような行動パターンをA型タイプという。血液型の話ではない。心筋梗塞になりにくいタイプとなりやすいタイプのことだ。
浜ちゃんには野心もなければ競争心もない。
満員電車で新聞を小さく折畳んで経済欄を読んだり、書類を読みながらざるソバを飲み込み、信号が青になるかならないうちに歩きだす、なんてことは絶対にしない。
タイプAの佐々木さんは浜ちゃんがしないことを全部やる。24時間すべてが仕事中心で回っているような人である。そして、佐々木さんは心筋梗塞になりやすくて、浜ちゃんはなりにくい。