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医療連携パスに、“顔が見える”連携を。第1回「千葉県脳卒中連携の会」が開催

2010/05/27
取材・構成:21世紀医療フォーラム取材班 原田英子、文責:日経BP社BPNet編集プロデューサー 阪田英也

千葉県共用地域医療連携パスは、昨年4月の公表以来、急性期病院、回復期病院、かかりつけ診療所、福祉関係施設の理解と協力を得て、徐々に導入が進んでいる。特に、「脳卒中共用パス」の運用を通じて、千葉県内の約615万人県民をカバーすべく、医療連携、ネットワークの構築が図られてきた。
脳卒中連携・千葉の挑戦をテーマに、千葉県医師会と千葉県の協同で開催された第1回「千葉県脳卒中連携の会」(2010年1月23日、於:千葉県文化会館)は、福祉関係、医師・歯科医師、看護師、薬剤師など1200名以上の参加を得て、職種別分科会、特別講演、シンポジウムと盛りだくさんに、約4時間に及ぶ熱心な討議がなされた。
(取材・構成:21世紀医療フォーラム取材班 原田英子、文責:日経BP BPNet編集プロデューサー 阪田英也)



千葉県医師会副会長 田那村宏 氏

熊本に“追いつけ、追い越せ”の精神


特別講演に先立ち、挨拶に立った千葉県医師会副会長の田那村宏氏は、「特に回復期におけるリハビリテーションの資源が少なく、またそれらが偏在しているという特徴がある」と千葉県の現状を紹介し、少ない医療資源を活用して効率よく必要な医療を提供するために、医療関係施設相互の円滑な連携を求め、さらなる発展を目指して情報交換などを行う場を催すことになったと、「千葉県脳卒中連携の会」の趣旨を説明した。


千葉県健康福祉部長 戸谷久子 氏

続いて、千葉県健康福祉部長の戸谷久子氏が、「埼玉県に次いで、高齢化のスピードが早いのが千葉県です。社会資源をすぐ増やすことはできません。限られた資源のなかで皆さんと協力連携して、この高齢化社会を乗り切らなければいけない」と挨拶。千葉県医師会、看護協会、リハビリテーション団体、薬剤師会、福祉関係の協力に感謝し、各団体の今後の力添えと“顔が見える”連携が必要と訴えた。

特別講演の進行役は、千葉県共用脳卒中地域医療連携パスの作成や本シンポジウムの開催で中心的役割を果たした千葉県救急医療センターの古口徳雄氏と、東京湾岸リハビリテーション病院の近藤国嗣氏。古口氏は、「この分野で仕事をしていれば、熊本県の連携は目標の1つ。できれば乗り越えていかなければいけない」と、脳卒中連携の先進県である熊本から講師を招いたことの意義を説明した。


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