分子標的薬イマチニブにより、再発・転移性または切除不能のGastrointestinal stromal tumor(GIST)の治療は一変したが、その後、イマチニブ耐性の問題が明らかになった。しかし、2008年6月にスニチニブ(商品名「スーテント」)がイマチニブ抵抗性GISTに対して承認されたことで、GIST治療は新しい時代を迎えた。3月に出版されたばかりの『GIST診療ガイドライン』(日本癌治療学会/日本胃癌学会/GIST研究会 編)も急遽改訂され、間もなく出版される予定である。
名古屋市で開催された第67回日本癌学会学術総会のランチョンセミナー(共催:ファイザー)において、大阪大学大学院医学系研究科外科学講座消化器外科学の准教授で、GIST研究会の運営委員長も務める西田俊朗氏が「治療抵抗性GISTへの新たなる治療戦略」と題して講演を行い、GIST治療において分子標的薬が果たす役割について解説した。
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