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2005. 11. 14

【AHA2005速報】

ACC、AHA、SCAIが共同で作成、PCIガイドライン2005を発表

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心疾患

 米国心臓学会(ACC)、米国心臓協(AHA)、心血管造影・インターベンション協会(SCAI)の3学術団体は11月13日、経皮的冠動脈インターベンション(PCI)のガイドライン2005を公表した。2001年のガイドラインを大幅に見直し、「4年間という短い間に劇的に進展したPCIの技術、デバイス、薬物療法などの知見を反映させた」(ガイドライン作成委員長のSidney C. Smith氏、写真)ものとなった。

 ガイドラインの名称は、「ACC/AHA/SCAI 2005 Guideline Update for Percutaneous Coronary Intervention」。ACC、AHA、SCAIの3学術団体が共同でまとめたもので、927件の参考文献、303件のピュアレビューのコメント、109件のリコメンデーションなどを収録している。現在、AHAの[こちらhttp://www.americanheart.org/presenter.jhtml?identifier=3035436]からダウンロードができる。

 発表によると、主な改訂内容は、(1)推奨されるPCIの年間実施件数、(2)解剖学的インジケーター、(3)選択的血管形成術のための外科設備、(4)薬剤溶出ステント、(5)末梢血流保護ディバイス、(6)推奨されるPCI後の処置−−の6項目に集約される。

 このうち、推奨されるPCIの年間実施件数では、「PCIは十分に経験を積んだ医師が実施すべき」とし、選択的血管形成術の件数が年間75件以上、心臓発作患者に対するPCI件数が少なくとも年間11件以上という数字を示した。

 また、解剖学的インジケーターでは、 左冠動脈が中心の冠状動脈心疾患に対してPCIを実施することは妥当とした上で、実施後の処置は十分留意すべきとし、フォローアップの一環として2〜6カ月内に血管造影をすることは妥当とした。

 薬剤溶出ステントに関連しては、長さが平均14.4mm以上、直径が平均2.8mm以下のDESの使用を考慮するよう求めた。なお、薬剤溶出ステントは有望だが、長期にわたるフォローアップも必要とされることも付け加えている。(三和護、医療局編集委員)

(日経メディカル)

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