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2005. 11. 15

グルコサミンとコンドロイチン硫酸の併用が症状の重い膝骨関節炎の痛みに有効

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関節リウマチ

 グルコサミンとコンドロイチン硫酸の併用が膝の骨関節炎の中等度から重度の痛みを持つ患者に有効である可能性が大規模臨床試験で報告された。グルコサミンとコンドロイチン硫酸を併用した場合とそれぞれを服用した場合に、安全性と有効性を評価するGAIT(The Glucosamine/Chondroitin Arthritis Intervention Trial)試験の結果明らかとなったものだ。この試験は、米国立衛生研究所の資金によって行われた。米国Utha大学のDaniel O.Clegg氏(写真)が試験結果を11月14日に米国サンディエゴで開催された米国リウマチ学会のACR Plenary Session I “Discovery 2005:Breakthroughs in Osteoarthritis and Scleroderma”で発表した。

 GAIT試験は米国の大学のリウマチセンターから集められた1583人の患者を対象に行われた。試験に登録されたのは6カ月以上、膝の痛みがありX線撮影で膝の骨関節炎であることが確認された患者だ。登録された患者は無作為にグルコサミン(500mgを1日3回)のみ、コンドロイチン硫酸(400mgを1日3回)のみ、両方の併用、セレコキシブ(毎日200mg)、プラセボのどれかの投与を受けた。投与開始後4週、8週、16週、24週で評価し、24週目で痛みのスコアが20%改善した場合に有効であると判定した。1583人のうち8割にあたる1258人で試験が終わり、解析した。

 その結果、患者全体ではプラセボ群(61.7%が改善)に比べてセレコキシブのみが改善率70.1%で統計学的に有意な改善効果を示した。グルコサミンとコンドロイチン硫酸は、患者全体では統計学的な有用性は示せなかったものの(改善率66.6%)、中等度から重度の患者で調べるとプラセボ群の54.3%に対して併用群で79.2%と有効性を示す結果が得られた。(横山勇生)

(日経メディカル)

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