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2005. 11. 15

抗CD22抗体エブラツズマブがシェーグレン症候群で有効性示す

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骨・関節 | バイオ医薬

 米Immunomedics社が開発を進めている抗CD22抗体製剤エプラツズマブが原発性シェーグレン症候群を対象に安全で有効なことを示したフェーズ1/2臨床試験の結果が発表された。米国リウマチ学会で11月14日に開催されたACR セッション「Sjogren"s Syndrome-Molecular Insights」でベルギーErasme University HospitalのS.D.Steinfeld氏(写真)が発表した。

 臨床試験は17人の白人患者(うち女性が15人)を対象に行われた。360mg/m2のエプラツズマブを2週おきに4回静脈内投与した。投与を受けたのは米欧の合同検討グループ「American-European Consensus Group」によるシェーグレン症候群の基準に当てはまる患者で、6カ月以上、治療を受けている人だった。ただし、以前にB細胞を標的とした治療は受けたことがなく、試験開始時点でステロイドや免疫抑制剤の投与を受けていない患者だった。

 エプラツズマブ投与後、6カ月追跡調査し、安全性、原発性シェーグレン症候群の症状(唾液量、炎症を起こした眼、自己抗体など)の改善度、末梢血球に対する影響などを評価した。

 安全性については17人中16人が4回の接種ができたが1例で急性反応のため1度目以後の接種を中止した。3例で薬剤に関連していないと考えられる重篤な反応が出現、薬物に関連する副作用は3例で見られたが重篤ではなかった。血液への影響では、B細胞がエプラツズマブ投与後に減少したが、T細胞、免疫グロブリンには影響がなかった。治療効果では、評価が得られた患者15人のうち60%以上で30%以上の症状の改善が確認できた。(横山勇生)
 

(日経メディカル)

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