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薬局なんでも相談室2
相談室2:カラコンを安全に使うには
日経DI2015年1月号

2015/01/10

日経ドラッグインフォメーション 2015年1月号 No.207

 カラーコンタクトレンズは、透明なソフトコンタクトレンズに様々な色素で模様を描いたものです。色素をレンズ用の樹脂に浸透させたもの、樹脂で色素を挟み込んだ構造のものなどがあります。視力矯正の度付きの他、おしゃれ用の度無しのものも販売されています。黒目を大きく見せる用途が主流で、利用者は10代から50代にまで広がっています。

 かつてはおしゃれ用のカラーコンタクトレンズは雑貨として販売されていましたが、2009年に高度管理医療機器に指定され、11年以降に国内で流通しているカラーコンタクトレンズは全て、国の承認を得て販売されています。度付きもおしゃれ用も、安全な使用には医師の診察が必要ですが、診察なしで購入、使用する人が非常に多いのが現状です。

 そして、医師の処方なしで、量販店やインターネットなどで購入できるカラーコンタクトレンズの中には、品質が劣るものがあるようです。コンタクトレンズ全般について言えることですが、眼球への負担が大きいレンズを使うと、充血や角膜炎などのトラブルにつながる可能性もあります。

 カラーコンタクトレンズは、色素で模様を描いているために表面に凹凸があり、汚れや細菌が付着しやすいとされています。一日使い捨て以外の製品では、レンズをきちんと洗浄・消毒する必要があります。ただし過酸化水素を使用している消毒液は、レンズの色素部分に気泡が生じることがあるため、使用は避けた方がよいでしょう。

 特に10代の方の場合、レンズのケアがきちんとできるかが使用を勧める判断のポイントになります。薬剤師からも正しいケア方法を指導していただきたいと思います。

 なお、ドライアイの症状が重い人はカラーコンタクトレンズを使用することはできません。濃いアイメイクをしている人は、眼球表面が乾燥している場合があり、注意が必要です。

 カラーコンタクトレンズを安全に使用するためには、通常のコンタクトレンズと同様、目の健康状態を確かめ、眼球の大きさやカーブに合わせた製品を選び、使用開始後は定期的に検査する必要があります。まずはカラーコンタクトレンズを取り扱っている眼科の受診を勧めてください。

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