DI Onlineのロゴ画像

DI Cafe
DI Cafe
日経DI2014年8月号

2014/08/10

日経ドラッグインフォメーション 2014年8月号 No.202

読者から

口腔乾燥へのケアが参考になった

 6月号Report「『口が乾く』は薬局で解決 !」を読んでいて、自分の薬局に来局される患者さんの顔が次々に浮かんできました。きっとA子さんもM子さんもあの薬が原因で、「いつも口が乾き、口中がピリピリして食事がおいしくない」とおっしゃっていたのだろう……と思ったものです。疾患の治療に欠かせないお薬の場合、すぐにやめることはできないでしょうが、医師にきちんと話をするとともに、旬の物を少しでもおいしく食べられるよう、患者さんに優しい声掛けをしていこうと思います。

 患者さんから教えてもらうことは本当にたくさんあります。雑誌や本やMRさんからの情報ももちろん大切。その中で、私たち薬剤師がすべきこと、伝えていくべきことを考え続けていきたいです。(50代女性、岡山県)

もっと薬局の努力に焦点を当てて

 厳しい調剤報酬改定のあおりを受け、閉局した薬局が数軒あります。また、私自身は学生の頃からずっと勉強に励み、薬剤師になった後も自主的に研修会に参加したり、外国人対応のため語学も学んだりしています。にもかかわらず、世間は“薬局バブル”や薬剤師の仕事ぶりに対するバッシングばかり。インターネットでそのようなニュースを目にするたび落胆します。

 バッシングの話題ばかりでなく、薬局・薬剤師もこんなに努力をしているということを他の医療従事者に知ってもらうため、市民の健康増進などに関して薬局独自で工夫していることについて調査していただき、結果を公表してほしいです。また私は、薬剤師として学んできたことを海外で生かしていきたいと思っています。グローバルで活躍する薬剤師についても特集してください。(30代男性、東京都)

お薬手帳の「特例」はおかしい!

 「お薬手帳を持参しなければシールを渡さない」という薬局があるようですが、いかがなものでしょうか。患者さんの手帳を見ても、他院の薬が分からないというのは困ります。今はお薬手帳をわざと持ってこない人もいるようですが、単に忘れただけという人にまでシールを渡さないのはどうかと思います。そもそも手帳のある、なしで調剤報酬の点数が異なるということがおかしいですよね。(50代女性、愛知県)

これより先はPremium版読者からの声です
お薬手帳の要不要は誰が判断?

 6月号Inside Outside「お薬手帳はオプションではない その要不要は薬剤師が判断すべき」を読んで、患者さんに要不要を決めてもらうのは、いかがなものかと思いました。(50代女性、東京都)

管理者の利益追求の姿勢に疑問

 私がパートタイムだからかもしれないが、調剤報酬改定のたびに、「点数をできるだけ取るように」との上からの指示に悩まされる。患者のためと言いつつ利益を追求する姿勢に矛盾を感じることは多々あり、「患者のため」というのはごまかしではないかと思う。管理者には一貫した信念を持ってほしい。(50代女性、広島県)

「処方箋の裏側」をもっと知りたい

 Premium版の「医師が語る処方箋の裏側」は、毎回楽しみにしていて、必ず目を通します。医師の処方意図は、処方箋の記載内容からは分からないことがよくあります。非常に勉強になるので、症例数を増やしてもらえるとありがたいです。(40代女性、茨城県)

DIクイズはマーカーを引いて熟読

 職場では『日経DI』をなかなか読めず、Premium版を個人で購読するようになって早7年。毎月、楽しみにしています。真っ先に開くのは「日経DIクイズ」のページ。恥ずかしながら、問題に答えられないこともありますが、そのような時はじっくりと解説を読み、大切な部分にマーカーを引くようにしています。実際、クイズと同じ内容の場面に出会うこともあり、「こんな服薬指導を」が大変参考になっています。 (50代女性、埼玉県)

在宅の報告書、どうしていますか?

 月1回の在宅の計画書や報告書、毎回特に変わりない内容になってしまいます。皆さんがどう工夫しているかを知りたいです。(40代女性、愛知県)

編集部から

大阪で開催された日本在宅薬学会学術大会を取材してきました。その際、厚生労働省保険局長の唐澤剛氏の基調講演の中に、びっくりするような数字が出てきたので紹介します。
 ご存じのように現在、国は団塊世代が75歳以上になる2025年を目標に、社会保障制度の改革を進めています。その2025年度の医療・介護マンパワーの必要量の推算値として唐澤氏が示したのは、看護職員200万人、介護職員240万人という数字。今後10年間で、それぞれ60万人と100万人増やさなければならない計算です。
 一方、高等学校の卒業者数は現在年100万人強で、少子化に伴って少しずつ減っていきます。つまり、卒業生の15%が看護・介護の仕事に就いても、超高齢社会を支えるマンパワーは追い付きません。現在、建設業などでも人材不足は深刻で、医療・介護の人材確保は容易ならざる状況です。
 だから全国に15万人以上いる薬局薬剤師が、他職種と役割分担・連携しながら、在宅医療や地域の健康支援に携わることが求められているのでしょう。これを職能拡大のチャンスと見るか、変化を嫌うのかは人それぞれですが、薬剤師の役割が注目されていることは間違いありません。(橋本)

「在宅業務に取り組むに当たって、必要なものは何だと思いますか」。今号の特集の取材中、こんな質問をぶつけてみました。その答えとして最も多かったのは、「覚悟」でした。
 在宅医療では様々な覚悟が求められるようです。患者の生活の場に入っていく覚悟。終末期の患者に向き合う覚悟。薬剤師ができること、すべきことを自問自答しながら、歩みを止めない覚悟。管理者の立場では、在宅と外来を両立させる覚悟、医療用麻薬を在庫する覚悟─というのもありました。
 実際、私も高齢者施設を同行取材させてもらった際、医療の限界、人の生死、時間の流れ、患者・家族の葛藤など、色々なことを考えさせられる、見えない圧力を感じました。それらに押しつぶされないよう自分を保ち続けることも、必要な覚悟の一つかもしれません。
 ふと思い出して、本棚に埋もれていた書籍『覚悟の磨き方 超訳・吉田松陰』(サンクチュアリ出版、2013)を久々に開いてみました。目に飛び込んできたのは、「やればわかる」というフレーズ。なんとまぁ、潔いこと。本特集が皆さんの不安を少しでも解消し、覚悟を持つ一助となれば幸いです。(内海)

  • 1
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んでいる人におすすめ