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特集:
駐車場とペットが鬼門
日経DI2014年8月号

2014/08/10

日経ドラッグインフォメーション 2014年8月号 No.202

case#1
初めて訪問する患者宅の場所が分からず、路上駐車して探し回り、ようやく発見。無事に訪問し、車に戻ったら、違反切符を切られていた。

case#2
警察署に駐車許可を申請していたけれど、訪問先はその警察署の管轄外。違反切符をしっかり切られた。悔しい!

 複数の場所を回ったり、栄養剤や輸液などの重い荷物を運んだりするために、訪問時の移動手段に自動車を使っている薬局は多い。だが、特に都市部では、駐車スペースの確保に難渋することも少なくない。

駐車スペースは事前に確認

 「車で訪問する際は、あらかじめ敷地内や近隣に駐車スペースがあるかどうかを必ず確認して」とアドバイスするのは、クラフトの藤森氏。敷地が十分広くても、家族以外の駐車を認めていないなどの場合があるため、ケアマネジャーだけでなく患者・家族にも事前に確認し、許可を得ておくことが欠かせない。

 有料駐車場も含め、近隣に駐車スペースがない場合は、スタッフが同行し、訪問中は駐停車可能な場所に車を移動させておくのが無難だろう。

 なお、警察署に駐車許可を申請する方法もあるが、訪問日時の指定の有無や許可期間に関する条件、申請に必要な書類などは都道府県によって異なる。許可が下りるまでに日数を要することもあるので、申請する場合は早めに管轄の警察署に問い合わせた方がいいだろう。

case#3
大型犬が飛びついてくるわ、室内犬がかみついてくるわ……。「ペットは患者の大事な家族」と自分に言い聞かせ、怒りを抑えるのに必死。

case#4
アレルギーはないけれど、動物は大の苦手。それを知ってか知らずか、小型犬が妙にじゃれついてくる。引きつった笑顔でなでてあげながら、心の中で号泣。

 在宅ならではのハプニングの一因は、ペット。新たに患者宅を訪問する時には、犬や猫、鳥などのペットを飼っているかどうかという情報もケアマネジャーなどから入手しておきたい。ペットを飼っている患者宅を訪問する場合、動物アレルギーを持つ薬剤師は担当から外さなければならない。

 また、動物が苦手な薬剤師は、ペットが近づいてきただけで“拒否反応”を示し、不快感をあらわにしてしまったり、手で追い払ったりしてしまいがち。だが、患者にとってペットは大切な家族の一員。うっかり邪険に扱ってしまうと、患者や家族の反感を買う可能性もあるので注意が必要だ。

訪問順序も考慮

 さらに、1日に複数の場所を訪問する場合は、ペットがいる家を最後に訪問する、着替え用の白衣と靴下を用意する、訪問後には衣類に付着した動物の毛を粘着テープで取り除く─といった配慮もすべきだろう。訪問先の患者や家族の中に、動物アレルギーを持つ人がいる可能性もあるからだ。

 なお、替えの白衣と靴下、マスクは、足白癬(水虫)やインフルエンザなどの二次感染予防のためにも準備しておきたい。

※caseの一部は、調査で寄せられた自由意見を基に再構成しています。

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