DI Onlineのロゴ画像

特集:薬局ツールグランプリ
薬局ツールグランプリ:審査方法
日経DI2014年6月号

2014/06/10

日経ドラッグインフォメーション 2014年6月号 No.200

「日経DI薬局ツールグランプリ」概要

画像のタップで拡大表示

 薬剤師が日常業務をやりやすくするために、あるいは患者をサポートするために自作しているツールを全国から募集し、特に優れたツールを誌面で紹介して、本誌の読者に日々の業務を良くするヒントにしてもらう─。そんな目的で開催した読者参加型特別企画「日経DI薬局ツールグランプリ」。募集期間は2014年1~2月で、全国から139件の応募が寄せられた。

 募集部門は、調剤部門、アメニティー部門、在宅部門の3つ。3部門の共通テーマを「助かった!」とし、調剤や在宅の現場で「あって助かった」と薬剤師が思う、あるいは患者や家族から「助かりました」と言われるようなツールを募集した。

 応募用紙には、ツールの名称、アピールポイント(どのような点が「助かった!」というテーマに沿っているか)と、ツールの使い方と効果について自由に記述した上で、ツールの写真を添付して応募してもらった。

図1 審査の手順

画像のタップで拡大表示

 審査は2段階で実施した。まず、編集部による1次審査で調剤部門から20作品、アメニティー部門、在宅部門からは各10作品の、計40作品を選定。これらの中から、審査員3人による本審査で各賞を選定した。なお、応募作品の過半を調剤部門が占めていたため、主として患者や家族が使用するツールについては、アメニティー部門への応募と読み替えて審査した。

3人の審査員が7項目で採点

近藤 剛弘氏
日本薬剤師会常務理事。ファイン総合研究所(岐阜市)専務取締役。日経DIに「カッコいい薬剤師」シリーズのコラムを10年にわたり執筆。正確、迅速に、愛情を込めて調剤を行うための調剤作法に一家言を持つ。

溝部 啓子氏
ファーコス(東京都千代田区)人材開発部部長。薬局の業務改善の旗振り役として活躍中。著書に『薬局の質を上げる業務改善』(南山堂、2005)、『添付文書を上手に捨てる方法、教えます』(日経BP、2010)などがある。

吉岡 ゆうこ氏
ネオフィスト研究所(東京都目黒区)取締役所長。日本コミュニティーファーマシー協会代表理事。薬局業務に役立つ文書や掲示物などの自作に使える『保険薬局業務推進便利グッズ集』(じほう、2005)など著書多数。

 応募作品の本審査を依頼した外部審査員は、日本薬剤師会常務理事の近藤剛弘氏、ファーコス(東京都千代田区)人材開発部部長の溝部啓子氏と、ネオフィスト研究所(東京都目黒区)取締役所長の吉岡ゆうこ氏。3人とも、調剤道具や薬局内の掲示物など、薬局で使うツールに一家言をもつ薬剤師だ。各審査員と相談の上、表1に示す7つの採点項目を決定。1次審査を通過した40作品について、14年3月26日に開催した審査会で各項目を0~10点の70点満点で採点してもらった。

表1 採点項目と採点基準

画像のタップで拡大表示

 3人の審査員による採点結果は、作品ごとに集計。部門ごとに得点上位の2~3作品を候補とし、審査員が協議して部門賞を選定した。さらに、部門賞の中から、最も優れた作品を合議で最優秀賞に選定した。

 薬学生からの応募作品については、薬剤師からの応募作品と同一の基準で採点し、学生賞の授与に値するかを協議し、決定した。部門賞の選に漏れた1次審査通過作品の中から1作品に、協賛企業の冠賞(シンリョウ賞)を授与した。なお、公平を期すため、応募者の氏名や所属などの個人情報は、審査員はもちろん編集部員にも分からないようにして審査を進めた。

最優秀賞はアメニティー部門

 厳正な審査の結果、最優秀賞に輝いたのは、アメニティー部門賞を獲得した「お薬手帳のしおり」。調剤部門賞は「錠剤取り出し器ローラー型」、在宅部門賞は「日めくり服薬カレンダー」、学生賞は「飛び出すお薬手帳」に決まった。シンリョウ賞には「処方せんと一緒にカード」が選定された。

 受賞作品はいずれも、創意工夫にあふれた粒ぞろいのツール。さっそく紹介していこう。

  • 1
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んでいる人におすすめ