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実践!保険塾2012-2014
総復習・練習問題(2)
日経DI2014年1月号

2014/01/10

日経ドラッグインフォメーション 2014年1月号 No.195

 今回出題する問題1は、1剤で投与日数が異なる内服薬の一包化加算と、休日加算などの計算ができるか確認することを主眼としたものである。

 まず、調剤料算定における剤の考え方で処方内容をまとめると、(1)と(6)は服用時点が同じなので1剤である。同様に(3)と(5)も1剤である。(2)も処方箋の記載通り1剤である。従って、内服薬4剤の処方箋である。

 ここで、重要なポイントが2つある。1つは内服薬の調剤料が、3剤までが算定の限度であり、4剤目からは0点になること。もう1つは、調剤料を投与日数の多い方から算定する点である。

 内服薬の調剤料は、7日分までは1日当たり5点、8~14日分は1日当たり4点を算定する。以降は定額で、15~21日分は71点、22~30日分は81点、31日分以上は89点を算定する。

 これらのルールに沿って計算すると、(1)と(6)の調剤料は(1)の28日分で計算し、81点となる。(2)も28日分なので、上記と同じく81点を算定する。

 (3)と(5)の調剤料は、(3)が投与日数28日分、(5)が21日分なので、(3)の28日分で算定する。このため調剤料も、81点となる。

(4)は3日分処方されているが、既に3剤を算定済みなので、調剤料は0点となる。

 次に、一包化の指示による加算を算定する。一包化加算は、56日分以下の場合7日分ごとに30点を、57日分以上は270点を加算する。問題1において一包化している薬剤は28日分なので、加算点数は120点となる。なおこの場合、(1)~(6)の加算料欄のいずれか1欄のみに、一包化加算の点数を記載する。

 時間外加算などについては、調剤した日が日曜日なので、休日加算を算定する。休日加算は、調剤基本料や調剤料に140/100を乗じた点数を加算する。ただし、一包化加算は計算の対象外である。

 まずは調剤基本料についての休日加算であるが、問題1の場合、集中率は70%を超えているが1カ月の処方箋受付回数が4000回を超えていないため、調剤基本料は40点である。これに基準調剤加算1の10点を合計した50点が加算の所定点数となる。このため、50点の140/100を乗じた70点が休日加算として算定される。

 調剤料についての休日加算も140/100を乗じて計算される。1剤目の(1)と(6)は113点、2剤目の(2)も113点、3剤目の(3)と(5)も113点である。なお休日加算は、調剤料については加算料の欄、調剤基本料については時間外加算の欄に、休の文字とともに点数を記載する。

 最後に薬学管理料であるが、算定条件にある通り、薬剤服用歴管理指導料41点を算定できる。

 調剤基本料(加算含む)120点、調剤料(加算含む)702点、薬学管理料41点、薬剤料1280点を合計すると、本処方箋による調剤報酬点数の合計は2143点となる。

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講師 伊藤 典子
Ito Noriko
NIメディカルオフィス(東京都中央区)会長。医療秘書教育全国協議会医事CP検定委員などを経て、2000年に診療報酬、調剤報酬の解説書の出版事業などを行う会社を設立。

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