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後発品をどう選ぶ
Part1:後発品使用状況
日経DI2013年11月号

2013/11/10

日経ドラッグインフォメーション 2013年11月号 No.193

 薬局における後発品の数量シェアを高めるインセンティブに、後発医薬品調剤体制加算がある。12年の調剤報酬改定では、より高い数量シェアを評価する方向で点数が改定された。本誌は、この改定直後の12年4月から、同年10月、13年7月と3回にわたって後発医薬品調剤体制加算について調査を行っている。

 経時的に見ると、後発医薬品調剤体制加算で19点(後発品数量シェアが35%以上)を算定している薬局は、12年4月の23.4%から34.9%へと着実に増加していることが明らかになった(Q1)。15点(同30%以上)は微増、5点(同22%以上)は微減で、0点(算定していない)は31.8%から20.4%に減少している。

Q1.あなたの薬局では「後発医薬品調剤体制加算」を算定していますか。

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19点を算定する薬局が着実に増えている。

数量ベース30%を境に二極化

 後発医薬品調剤体制加算の点数を、薬局の立地別に見てみよう(Q2)。いわゆる“マンツーマン”の薬局が多い診療所の門前では、19点を算定している割合が4割を超えている。

Q2.後発医薬品調剤体制加算の点数と薬局立地の関係

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診療所の門前薬局では19点を算定している割合が高い。一方、駅前やショッピングモール周辺、オフィスビル周辺では算定していない薬局が多い傾向が分かる。

 これに対し、駅前やショッピングモール周辺、オフィスビル周辺など、処方箋を面で応需する薬局が多い立地では、19点を算定している薬局は2割に満たず、反対に3割超が算定していないことが明らかになった。

 また、後発品の占める割合(数量ベース)の推移を見ると、30%以上では時間の経過とともに伸びているが、30%未満ではいずれも減少しており、30%を境に二極化している(Q3)。

Q3.あなたの薬局では後発品の占める割合(数量ベース)はどのくらいですか。

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 政府は、「18年3月末までに後発品の置き換え率60%」という新目標を掲げている。置き換え率は、「(後発品の数量)/(後発品のある先発品の数量)+(後発品の数量)」を算出したもので、60%は従来の全医薬品を分母にした数量ベースの34.3%に相当する。この目標達成のため、来春の改定では、さらに後発品の使用割合が高い薬局を評価する方向になるのは必至で、数量ベースで20%台の点数は廃止される可能性が高い。そうなれば、同加算を算定する薬局と算定しない薬局の二極化がさらに加速するだろう。

 なお、一般名処方に対する加算(一般名を含む処方箋を発行した医療機関に対し、処方せん料に2点を加算)により、改定直後に一般名を含む処方箋が急増し、後発品の使用促進に一定の効果があったと考えられている。一般名を含む処方箋の割合の傾向は、12年10月から大きな変化はない(Q4)。

Q4.あなたの薬局では「一般名」で処方されている薬剤を含む処方箋の割合はどのくらいですか。

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