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実践!保険塾2012-2014
特定保険医療材料料
日経DI2013年11月号

2013/11/10

日経ドラッグインフォメーション 2013年11月号 No.193

記事の最後に解答を掲載。

 薬局で交付できる特定保険医療材料は、自己注射のために用いるディスポーザブル注射器や自己連続携行式腹膜灌流、在宅中心静脈栄養法などに用いる器材のセットなどであり、具体的には表1に示したものである。調剤した薬剤と一緒に使われるものなので、特定保険医療材料のみを処方箋により交付することはできない。

表1 薬局で交付できる特定保険医療材料

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 これらの材料価格は厚生労働大臣が定めている(表2)。その材料価格を10で割って得た数字が、算定時の点数となる。このとき小数点以下は4捨5入して計算する。薬剤料の5捨5超入とは異なるので注意が必要である。

表2 特定保険医療材料の価格

 上記の問題を例に挙げると、特定保険医療材料のナノパスニードルIIは1本18円なので70本で1260円。10で割ると126.0であり、小数点以下を4捨5入して126点になる。一方、薬剤料として算定するヒューマリンN注カートは、3カート分の4179円を10で割ると417.9であり、小数点以下を5捨5超入して418点と計算する。

 なお、次の器材は算定できない。(1)表1のア)に挙げた薬剤の自己注射以外の目的で患者が使用する注射器、(2)自己連続携行式腹膜灌流以外の目的で患者が使用する腹膜透析液交換セット、(3)在宅中心静脈栄養法以外の目的で患者が使用する在宅中心静脈栄養用輸液セット、(4)在宅成分栄養経管栄養法以外の目的で患者が使用する在宅寝たきり患者処置用栄養用ディスポーザブルカテーテル。

 上記の「在宅中心静脈栄養用輸液セット」とは、体外式カテーテルまたは埋込み式カテーテルに接続して使用するチューブセットのこと。

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冒頭クイズの解答
答え 544点(126点+418点)

講師 伊藤 典子
Ito Noriko
NIメディカルオフィス(東京都中央区)会長。医療秘書教育全国協議会医事CP検定委員などを経て、2000年に診療報酬、調剤報酬の解説書の出版事業などを行う会社を設立。

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