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特集:
スタッフの意識改革で連携プレーを実現
日経DI2013年11月号

2013/11/10

日経ドラッグインフォメーション 2013年11月号 No.193

 処方箋受け付けから薬剤交付・会計までのプロセスを円滑に進めるには、スタッフ間の連携や意識付けも不可欠だ。

 「疑義照会や粉砕で手一杯になり、調剤待ちの処方箋がたまってしまった時がありました。もう少し声を掛け合えばよかったと思います」

 「耳の遠い患者さんが何度も聞き返して、説明に時間が掛かっていましたね。ゆっくり話してみてはどうですか」

 ある日の正午すぎ、フタツカ薬局志方店(兵庫県加古川市)の調剤室の一角で、薬剤師5人と事務スタッフ3人によるスタッフミーティングが行われた(Case8)。午前中の業務を振り返り、反省点や改善案などについて意見を出し合うというものだ。週3回、昼休みに15分ほど実施している。

 「私たちは熱心に業務に取り組むほど、視野が狭くなりがちです。効率化が目的ではなく、その結果、患者さんに喜んでもらえたかどうかを常に意識してください」。薬局長の稗田安希子氏はこう呼び掛け、ミーティングを締めくくった。回を重ねるごとに互いに意見を言いやすくなり、連帯感が出てきたという。

 フタツカ薬局なんばパークスでは、スタッフが持ち回りで「フロアマネージャー」を担当。10分以上の待ち時間が生じた時に、調剤中の薬剤師に注意喚起する役割を課している。

同薬局は、循環器内科診療所の近隣にあり、応需処方箋は月2000枚ほど。混雑時には午前中に100人近く来局する。「待ち時間を最小限に抑えるためには、個々の薬剤師の能力だけでなく、チームの連携を強化する必要がある」と、薬局長の稗田安希子氏(写真中央)は話す。
同薬局では、調剤、鑑査・投薬、リリーフ(援護要員)のそれぞれの業務を、各薬剤師が日替わりで担当。粉砕や疑義照会など、突発的な業務が発生した際は、積極的に声を掛け合い、サポートする体制を取っている。また、週3回、業務の流れを振り返り、スタッフ間の連携を強化している。

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 薬局によって、待ち時間の要因や来局者のニーズは様々。今すぐあなたの薬局でも、患者に快適な待ち時間を過ごしてもらうための作戦会議を開こう。

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