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薬局なんでも相談室3
相談室3:調剤薬局事務って何者?
日経DI2013年10月号

2013/10/10

日経ドラッグインフォメーション 2013年10月号 No.192

 調剤薬局事務の資格は、認定する団体によって「調剤事務管理士」「調剤報酬請求事務専門士」「調剤報酬請求事務技能認定」など、名称が異なります。2001年ごろに誕生しました。資格を取得して、処方箋受付や会計などの事務に関する仕事に就くことを目指します。薬剤師が調剤に専念できるようにするための資格で、医療事務の薬局版だと考えればよいと思います。

 この資格を取得するために、薬局の窓口業務で必要な医療保険制度や調剤報酬について学ぶほか、患者さんへの接遇などについての講座が設けられています。調剤報酬明細書(レセプト)の作成や点検について実技講習を行っている団体もあるようです。

 薬局は日本全国にあり、夫の転勤先でも再就職先が比較的見つけやすい点が魅力的です。医療提供施設としての薬局の清潔感や、患者さんの役に立つというイメージ、医薬分業が進み薬局が身近な存在になったこと─なども人気を集めている理由ではないでしょうか。

 資格取得に興味を持つのは圧倒的に女性が多く、事務職の経験がある主婦に人気です。また将来、出産・育児が一段落した後で再就職する際に有利になると考えて、事務職に就いている未婚の若い女性が調剤事務の資格を取ろうとしているケースが多いのも特徴です。このように、これまでの事務職の経験を生かした次のステップとして、資格取得を目指す人が少なくありません。ただ、資格があるからといって給与の増額が考慮されるケースは多くはなく、採用の段階で有利になる程度だと考えられます。

 資格を取得するまでに通学なら1~2カ月、通信講座なら4カ月ほどで、費用はおよそ5万円と、資格の中でも手軽な部類に入ります。調剤報酬は2年に1度改定されますし、新薬が続々登場しているため、資格取得後も新しい情報を更新するためのサポート体制が設けられています。

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