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薬局なんでも相談室3
相談室3:管理薬剤師の次なるキャリア
日経DI2013年4月号

2013/04/10

日経ドラッグインフォメーション 2013年4月号 No.186

 厚生労働省の試算では、15年後には薬剤師のおよそ3人に1人が余剰人員になるそうです(「薬剤師需給の将来動向に関する検討会」による)。この試算によると、2028年時点で、薬剤師総数は約41万人。対して薬剤師の求人需要は約28万人。その結果、約13万人の薬剤師が余剰になると予測されています。

 この予測の通りになるかどうかは誰にも分かりません。しかし、人口減少、面分業の推進、一般用医薬品(OTC薬)のネット販売の解禁など、様々な要素から、今後の薬局経営がより厳しい競争にさらされることが予想されます。

 10年前、大手電機メーカーがリストラをするなど思いもしませんでしたが、同じようなことが今後10~20年の間に、薬局業界にも起きるかもしれないのです。少なくとも現在20~40代で、今後も常勤の薬剤師として働き続けたいのであれば、こうした予測を念頭にキャリアを考えた方がよいでしょう。

 具体的には、『調剤+α』のスキルを意識して身に付けるといいのではないでしょうか。

 相談者のように、現在、管理薬剤師であれば、『調剤+経営』という方向性でキャリアを構築していくのも1つの選択肢です。医薬品の管理に加え、売上高や利益を意識した店舗運営を行い、エリアマネジャーや経営の幹部を目指すのです。こうしたキャリアを持つ人材は、競争が激しくなる薬局業界で、より重宝されるでしょう。

 「+α」の部分は、薬局経営に限りません。在宅医療の経験、人材育成の経験、OTC薬の販売、癌や小児科、漢方など特定分野の専門知識--。薬局経営者から見て、「この人は外せない」という人材を目指し、極めていくことが、大事だと思います。

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