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調剤料(2)
実践!保険塾2012-2014
日経DI2013年3月号

2013/03/10

日経ドラッグインフォメーション 2013年3月号 No.185

記事の最後に回答を掲載。

 今回は、調剤料の浸煎薬、湯薬、注射薬、外用薬と、内服薬調剤料の内服用滴剤について解説する。

1)浸煎薬

 浸煎薬とは、生薬の種類数に関係なく、生薬を薬局で浸煎し、液剤として調整したものをいう。浸煎薬の調剤料は、日数にかかわらず1調剤につき190点を算定する。1回の処方箋受付で内服薬や湯薬を同時に調剤した場合、内服薬は剤数を、湯薬は調剤数を浸煎薬の調剤数に含めた上で、合わせて3剤まで算定できる。その場合、調剤料はどの部分を算定しても差し支えない。

2)湯薬

 湯薬とは、薬局で2種類以上の生薬を混合調剤し、服用のために煎じる量ごとに分包したものをいう。投与日数に応じて、1調剤につき190~400点を算定する。1回の処方箋受付で内服薬や浸煎薬と合わせて4剤以上ある場合は、3剤まで算定できる。

3)注射薬

 注射薬は、調剤数や日数にかかわらず26点を算定する。保険薬局で支給できる注射薬は在宅医療における自己注射などのために投与される薬剤に限られ、インスリン製剤やヒト成長ホルモン製剤、エタネルセプト製剤など、厚生労働大臣がその種類を定めている。なお、保険薬局で注射器や注射針を支給するためには、処方箋に医薬品も併せて記載されていなければならない。

4)外用薬

 外用薬の調剤料は、投与日数にかかわらず1調剤につき10点を算定し、3調剤分まで算定できる。外用薬には、坐薬、貼付薬、塗布薬(軟膏・クリーム剤)、点眼薬、吸入薬などがあり、トローチも外用薬として扱う。

 なお、外用薬の用法については、レセプトに使用部位を記載することは求められていないため、省略できる。

5)内服用滴剤

 内服用滴剤とは、内服用の液剤であって、1回の使用量が極めて少量(1滴から数滴)であり、スポイトや滴瓶などで分割使用するものをいう。内服用滴剤は他の内服薬とは扱いが異なり、投与日数に関係なく1調剤10点を算定する。また、内服用滴剤は内服薬調剤料を算定する際の剤数には含めないため、内服薬調剤料を3剤算定していても、別途算定できる。

冒頭クイズの回答
答え D230点(外用薬調剤料10点+湯薬調剤料10日分220点)

講師 伊藤 典子
Ito Noriko
NIメディカルオフィス(東京都中央区)会長。医療秘書教育全国協議会医事CP検定委員などを経て、2000年に診療報酬、調剤報酬の解説書の出版事業などを行う会社を設立。

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