DI Onlineのロゴ画像

DI Cafe
DI Cafe
日経DI2013年3月号

2013/03/10

日経ドラッグインフォメーション 2013年3月号 No.185

読者から

医師から期待される薬剤師に

 1月号特集の「医師から見た薬剤師」がとても良かったです。医師からは不満ばかりかと思っていましたが、意外に期待も掛けられていることが分かりました。いずれにしても両者が協力し、患者さんのためになることを考えていかないと、よりよい医療を提供できないと思います。

 「Inside Outside」の挿絵、毎月楽しみにしています。版画で作っているのでしょうか。これからも素敵な作品を載せてください。(20代女性、神奈川県)

クイズがマニアックで残念

 毎月の特集記事はいつも拝見しており、非常に参考になっております。今後も薬剤師の目線ではなく、客観的(患者や医師など)な目線での記事を期待しています。「日経DIクイズ」に関しては、初期の頃は良かったが、だんだんマニアックな方向に進んでいるようで、残念に思っています。(40代男性、青森県)

これより先はPremium版読者からの声です
育児や介護との両立に関する特集を

 病院に勤務していますが、子どもが小さく院外の勉強会になかなか参加できないので、『日経DI』で勉強しています。話題は調剤薬局が中心ですが、病院薬剤師にとっても、医師や患者さんとの関わりなど、とても勉強になります。子育てや介護と仕事との両立など、他の薬剤師がどうしているか気になるので、特集があればうれしいです。育児や介護中の職員のサポート体制を考えるヒントにもなると思います。(30代女性、大阪府)

漢方薬の成分を詳しく勉強したい

 「漢方のエッセンス」は、やや難解です。もう少し分かりやすい漢方の解説があるといいように思います。1つの処方より、配合成分からその作用、効能が予想できるような力を身に付けたいです。(20代女性、埼玉県)

在宅の実務に役立つ情報を

 在宅訪問を行う上での知識、例えば胃ろう、栄養剤や薬剤の注入方法、尿道カテーテル、吸入カニューレの使い方などを取り上げてほしいです。また、他の薬局が胃ろうからの投薬などにどこまで関わっているかを知りたいです。(40代女性、神奈川県)

過去記事を送ったら友人に喜ばれた

 「日経DIクイズ」だけは毎回読んでいます。先日、保健所勤務の薬剤師の友人から、小児のぎょう虫駆除で使うコンバントリン(一般名ピランテルパモ酸塩)について聞かれ、昔の「日経DIクイズ」をファクスで送ったら、大変参考になったと感謝されました。クイズの解説には、病態についての基礎知識から薬理作用まで記載されているので、添付文書よりも参考になります。(20代女性、埼玉県)

粉砕調剤について知りたい

 高齢の嚥下困難患者に対する粉砕指示処方箋を受けることが多くなっていますが、粉砕不可薬品の代替薬品や、粉砕の方法などを知りたいです。また、粉砕不可(腸溶性製剤、徐放化製剤)薬品を処方された場合の、医師への疑義照会の方法について、アドバイスをもらいたいです。(50代女性、岩手県)

夜間面分業ならではの苦労あり

 『日経DI』を読んで、全国にも同じ考えや同じ悩みを持つ人がいるのだなぁと、狭い世界で働く薬剤師として勇気づけられます。私の勤務先は21時まで営業する大手スーパー内の薬局で、面分業で受ける処方箋も多いですが、「後発品のメーカー指定変更不可」の処方箋に在庫がないことが多々あります。19時以降になると発行元の医療機関に問い合わせることができず、薬を渡せないなどの苦労があります。その辺りの実態調査や対処法をまとめ、現場の声を社会に発信してください。(50代女性、千葉県)

MRへの対応、どうしている?

 各製薬会社のMRが毎日面会に来ます。重要な情報をもらえるときもありますが、雑談で時間を取られることがほとんどです。他の管理薬剤師の先生や、開設者の方々はどのような対応をしているのか知りたいです。またMRから見た薬局薬剤師像も気になります。特集していただけませんか?(50代女性、埼玉県)

編集部から

 消費者が医薬品の専門情報に簡単にアクセスできる中で、薬剤師はどういう付加価値を出していくのか─。今号の「Interview」で、日本オンラインドラッグ協会理事長の後藤玄利氏はこう指摘しました。後藤氏が話題にしていたのは一般用医薬品(OTC薬)についてですが、医療用医薬品であっても、今やネットで簡単に専門的な情報が手に入ります。消費者が薬剤師に対して求めることが、変わりつつあるのは確かでしょう。
 一方で今号の特集では、災害時に備えて薬局・薬剤師は何をすべきか考えてみました。来局中の患者や従業員の安全確保策を講じるのはもちろんのこと、地域の住民に医療を提供できるように医薬品を備蓄したり、停電や断水下でも調剤できるよう訓練したりと、“備え”としてやらなければならないことは山ほどあります。裏返せば、薬局・薬剤師が地域社会のインフラとしての役割を期待されているということなのだと思います。
 時代が変化する中で、薬局・薬剤師はどうあるべきか。消費者や患者は何を求めているのか。読者の皆さんと一緒に考えていきたいと思います。(橋本)

 石巻で丹野佳郎先生、佐藤周造先生にお話を伺い、東日本大震災はいまだ進行中の災害であり、被災地にとって2年という節目はあまり意味がないと強く感じました。今後も継続して被災地の情報を発信していきたいと思います。
 災害対策は、かつては人命の安全確保や物的損害の軽減に重きが置かれていましたが、近年はいかに事業への影響を最小限にとどめるかという経営の視点も重要視されています。しかし今回、薬局の災害対策が非常に遅れていることが分かりました。もちろん災害の規模や被害の状況によって取るべき対策は異なりますが、日ごろ全く意識していなければ、スタッフ全員が思考停止に陥ってしまうのではないでしょうか。
 コンビニエンスストアは、大規模災害時も可能な限り営業を継続し、近隣住民や帰宅困難者にトイレを提供したり、特設電話を設置して情報拠点の役割を担うなど、地域社会を支えるべく対策を進めているそうです。翻って薬局はどうでしょう。非常時こそ、その存在意義が問われるのではないでしょうか。地域社会から頼りにされる薬局であってほしいと思います。(佐原)

 Reportでは、骨粗鬆症の治療中の患者に関わる際のポイントを紹介しました。記事には盛り込めませんでしたが、取材先の医師らは、「未治療の患者に受診を促す上でも、ぜひ薬剤師に力になってもらいたい」と強調しています。
 日本は諸外国に比べ、骨粗鬆症の初診年齢が高いそうです。「更年期の女性に対する受診勧奨も、薬剤師が果たすべき大きな役割では」。ジェンダーメディカルリサーチ代表取締役の宮原富士子氏はこう話し、生涯にわたる女性のセルフケアを薬剤師がサポートする重要性を語ってくれました。
 患者に一言掛ける意義は大いにあります。鳥取大学医学部教授の萩野浩氏によれば、「大腿骨近位部骨折は85歳以上に多く、その娘世代に当たる60歳代の女性は介護の大変さを実感しており、治療の動機付けがしやすい」とのこと。母親が大腿骨近位部骨折を起こした場合、娘の骨折リスクが2倍に上昇するとの報告もあるそうです。
 骨粗鬆症治療のモチベーションアップのために医師が使う常套句は、「お嫁さんの世話になりたくないでしょ」だとか。早速私も離れて住む母親に電話し、一度検査を受けるよう話したところ、「私のことは心配しなくていいから、あんた、さっさと嫁に行きなさい」と一蹴されてしまいました。骨身に染みる一言です。(内海)

  • 1
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んでいる人におすすめ