DI Onlineのロゴ画像

もっとカッコいい薬剤師
薬剤師コンパスを携えて、いざ進路を取れ!
日経DI2013年2月号

2013/02/10

日経ドラッグインフォメーション 2013年2月号 No.184

 去る2月3日の夜、わたくしめは南南東を向いて、願い事を思い浮かべながら無言で一本の巻き寿司にかぶりついた。節分に食べると縁起が良いとされる、恵方巻きである。もともとは大阪の商人の習わしだったというが、最近は小売業界が商戦を仕掛けたこともあり、日本全国に定着した。

 この恵方巻きの「恵方」とは、陰陽道に基づく十干・十二支の組み合せで決められた、その年の最もめでたい方角のことである(ちなみに今年は丙)。歳徳神という神様がその方角にいらっしゃるそうだ。

 翻って、薬剤師にとっての今年の「恵方」、向かうべき方角について考えてみたい。

 今年は第6次医療計画や健康日本21(第2次)が実施され、日本薬剤師会による「薬剤師の将来ビジョン」が正式に示されるなど、薬剤師のための道筋がたくさん整えられる。だが、“お膳立て”はここまでだ。地域で愛される薬局になるためにはどうすべきか。OTC薬や在宅業務にどう取り組んでいきたいのか。おのおのが“薬剤師コンパス”を携え、その針が導く「なりたい薬剤師」に向かって、自ら一歩を踏み出さねばならない。

 カッコいい薬剤師を目指す者が向かうべき方向は、もちろん、「もっとカッコいい薬剤師」になること。そのために大切なのは、まず現在の自分を振り返り、立ち位置を知ることである。今できていること、今できることをもう一度確認して、しっかりとした起点を確保するのだ。そうすれば、行く手にどんな困難が待ち構えていようと、荒波にもまれようと、目指す方向を見失うことはない。

 さあ、地に足を踏ん張り、方向性を決め、迷わず進もう! しかし、決して「北北西に進路を取れ」と言ってはならない。なぜって?今年の恵方は「南南東」。な、なんと!全くの逆方向だからだ。 (ジャック)

  • 1
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んでいる人におすすめ