DI Onlineのロゴ画像

トクホの説明書
燕龍茶
日経DI2013年2月号

2013/02/10

日経ドラッグインフォメーション 2013年2月号 No.184

 私たちが毎日呼吸をしている空気は、その約8割が窒素である。窒素そのものには生体に及ぼす作用はないが、その酸化物である一酸化窒素は、極めて多彩な生理作用を担っている。その一つが血管拡張作用だ。血管が拡張すると、当然ながら血圧は下がる。

 本連載では、「血圧が高めの方に適する」トクホとして、降圧ペプチド(2010年8、9月号)、酢酸(11年12月号)、γアミノ酪酸(12年1月号)を紹介してきた。今回は、一酸化窒素の産生を促す燕龍(ヤンロン)茶を紹介しよう。

 燕龍茶は羅布麻(らふま)の葉を焙煎加工して製造されるお茶で、ハイペロサイドとイソクエルシトリンというフラボノイドを含む。これらの成分が、体内での一酸化窒素の合成を促し、血圧を下げるとされる。

 図は、被験者91人を、燕龍茶フラボノイド飲料群とプラセボ飲料群とにランダムに分け、それぞれの飲料を1日1本(500mL)朝食前に摂取させて、血圧値の変化を見た結果である。2000年時点の分類で、正常高値血圧者(収縮期血圧値130~139mmHg、拡張期血圧値85~89mmHg)と軽症高血圧者(同140~159mmHg、90~99mmHg)に分けて解析した結果、燕龍茶フラボノイド飲料群ではプラセボ飲料群に比べて、収縮期血圧値は摂取8週目から、拡張期血圧値は同10週目から、有意な低下が認められた。

燕龍茶レベルケア(ダイドードリンコTEL0120-559-552)1本(500mL)中に燕龍茶フラボノイドが30mg含まれる。1日1本を摂取の目安に。1本168円。

 これまで紹介したトクホでは、摂取4週目から血圧値の低下が認められるものが多かったので、やや気長に飲む必要がありそうだ。

図 燕龍茶フラボノイド入り飲料の摂取による血圧値の変化

ボランティア91人(平均年齢55.6歳、男性29人、女性62人)を、ランダムに2群に分け、47人には燕龍茶フラボノイド飲料、44人にはプラセボ飲料を、1日500mL、朝食前に摂取させた。正常高値血圧者、軽症高血圧者に分けて比較したところ、収縮期血圧値、拡張期血圧値ともに有意な低下が認められた。(Health Sciences. 2005;21:115-29.)#:P<0.05 ##:P<0.01 ###:P<0.001

 これらを踏まえて、購入希望者にはこう説明するとよいだろう。「朝食前に1本(500mL)飲むと、体内の一酸化窒素の量が増え、それが血管を広げることで、血圧を下げてくれるトクホのお茶です。しばらく続けて飲んでみてください」。

  • 1
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んでいる人におすすめ