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もっとカッコいい薬剤師
今年の抱負を書き初めにしたためよう
日経DI2013年1月号

2013/01/10

日経ドラッグインフォメーション 2013年1月号 No.183

 高橋卓也くんをご存じだろうか。中学生書道家で、3歳の時に書いた「凧」の文字が、国際芸術祭において史上最年少でグランプリに輝いたという実力の持ち主だ。最近では、「東北六魂祭」の題字やテレビCMなどで書を披露している。左手で筆を握り締め、手首をくねらせて文字を描く独特のスタイルは誰かに教わったものではない。墨と文字だけで、魂の叫びを、命の勢いを表現していく。

 新年の「書」といえば書き初めだ。読者の皆さんも、久しぶりに筆を握ってみてはいかがだろうか。一年の初めに腰を据え、精神を集中させて真っ白な紙に向かう。あとは勢いに任せて、筆を滑らせるだけだ。今年の抱負や目標を半紙の上に宣言するのは、きっと気分も良いだろう。書き上げた作品は、調剤室の目立つ所に貼って、毎日眺めてほしい。

 カッコいい薬剤師を目指す者ならば、字体だけではなくフレーズもカッコよく決めたい。例えば、高倉健のような渋めのカッコよさを志して「男は黙って調剤すべし」。カッコいい指導薬剤師になるべく「学生よ、薬包紙を包め」。今年こそ初めの一歩を踏み出したいのなら、「在宅の花になる」「吸入指導で患者さんに笑顔を」。正統派の「全ては患者さんのために」、直球勝負で「日本一のカッコいい薬剤師になる!」と決めてもいい。「今年こそ白衣が似合うカレシをゲット!」と、婚活への意気込みを表現するのも悪くない。

 肝心なのは、新年の清らかな心のありようを書き留めて、毎日眺めることにある。毎日眺めればおのずと毎日口にするだろうし、毎日口にしていれば、いつの日か行動となる。行動は習慣へ、習慣は性格へ、性格はやがて運命へ─。一枚の書が運命を変えるかもしれないのだ。心して書し、年末まで掲げてほしい。辰年から巳年になったけれど、くれぐれも竜頭蛇尾とならないように。 (ジャック)

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