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薬局なんでも相談室3
相談室3:目薬の処方箋の正しい書き方
日経DI2012年12月号

2012/12/10

日経ドラッグインフォメーション 2012年12月号 No.182

 保険処方箋の記載上のルールは、「診療報酬請求書等の記載要領等について」(昭和51年8月7日保険発第82号)の中で規定され、患者名や年齢、保険番号、交付年月日などのほか、処方欄には、(1)医薬品名(一般名または薬価収載名)、(2)分量、(3)用法・用量など─を記載することになっています。

 その中で、外用薬の処方に当たっては、分量は「投与総量」を記載するよう求められていますが、それら単位の具体的な記載方法(「mL」「本」など)まで明示されていません。

 処方箋の記載方法をめぐっては、2010年に厚生労働省に「内服薬処方せんの記載方法の在り方に関する検討会」が設置され、「内服薬処方せん記載の在るべき姿」として、分量は「最小基本単位である1回量を記載することを基本とする」ということが示されました。ただし、この基準は内服薬に関するもので、ご相談にある点眼薬や吸入薬といった外用薬についての議論は行われていません。

 実際には、医療機関のレセコンの違い、薬価基準の収載単位やその外用薬の包装単位によるところもあると思いますが、医療安全上で最も重要なことは、記載内容から調剤する医薬品を特定できるかということです。

 包装単位が複数存在する外用薬について、処方箋に「本数」しか記載されていなければ、調剤すべき医薬品を特定できません。ですが5mLや2.5mLなど1製剤につき1サイズしか存在しないような点眼薬の場合は、こうした混乱は起きにくいと考えられます。

 しかし、ご相談のように「5mL」を「5本」などと単位を読み間違えそうになることは十分あり得ます。こうしたミスを起こさないため、調剤時には十分注意・確認することが重要です。

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