パーキンソン病の治療のため病院に通院している60歳の女性Fさんが、長女に付き添われて薬局を訪れました。薬が変更されていたので確認すると、Fさんの長女は心配そうに次のように話しました。 母は早期のパーキンソン病で、これまではビ・シフロールというお薬を1日3回、合わせて2.5mg飲んでいたのですが、今日、先生から、同じ成分で1日1回服用するだけでいい薬に替えてみましょうと言われました。処方箋を見ると、新しいお薬は1.5mg錠が2錠、合わせて3.0mgになっています。先生からは量を増やすとは言われていないのですが、間違っていないでしょうか。
※薬歴によると、Fさんは2年ほど前にパーキンソン病と診断され、前回までプラミペキソール塩酸塩水和物の速放錠であるビ・シフロールが処方されていた。 Fさんに以前処方されていたビ・シフロールと、新たに処方されたミラペックスは同じプラミペキソール塩酸塩水和物だが、1日の処方量が異なるのはなぜか。
服薬指導
パーキンソン病治療薬の変更に戸惑う患者〈処方箋〉
1日1回 朝食後 7日分
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