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DI情報を手のひらに! 薬剤師のアンドロイドスマホ術
日経DI2012年10月号

2012/10/10

日経ドラッグインフォメーション 2012年10月号 No.180

 本記事は2012年9月現在の情報を基にしています。掲載したアプリは動作確認をしていますが、全ての機種で正しく動作するとは限りません。利用する場合は自己責任でお願いいたします。

 まるでスキャナーを使ったような書類写真が撮れるアプリ。撮影した写真から不要な部分をトリミングし、長方形に修正、明るさなどを補正できる。PDFへの変換もワンタッチだ。

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メモ撮りの画質は「標準」で十分

 最近のアンドロイドスマホは、たいていデジカメに匹敵する高画質の写真が撮れる。しかし、薬局に届く様々な書類や勉強会のチラシ、バスの時刻表などをメモ撮りする目的なら、高画質は必要ないどころか、むしろじゃまになる。写真のデータサイズが大き過ぎて、撮影できる総枚数が減るだけでなく、誰かにメールしたり、クラウドにアップするという作業に時間がかかってしまうのだ。

 もしメモ撮りが主な用途なら、カメラの設定を変え、写真の画質を下げておくことをお勧めする。メモ用途なら、写真の画質は「標準」、解像度(表示サイズ)は「1.3メガ(1280×960)」か「0.9メガ(1280×720)」程度で十分だ。書類撮影が主なら、「ワイド画面」モードは外しておくといい。

画質設定メニューでは「標準」を選んでおこう。

 写真などをクラウドに保管するサービス「ドロップボックス」の専用アプリ。スマホで撮影した写真をドロップボックスに自動転送するよう設定しておくと、いちいちパソコンに写真を取り込んだり、自分にメールで送るという作業がいらなくなる。

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「在宅では何でもカメラでメモします」

中央薬局(北海道旭川市)代表取締役
堀籠 淳之氏

 在宅訪問時にスマホのカメラを使うことが多いという堀籠氏。むくみや炎症、褥瘡の病変部などを写真に撮り、医師やケアマネジャーへの報告書に貼付する。「ターミナルの患者さんは状態の変化が激しいので、訪問時に写真で報告すれば医師の診察の助けになる」。

 さらに堀籠氏は、痛みのレベルや医療用麻薬の臨時使用の状況を患者自身が記録する「疼痛評価シート」、患者に関わる医療・介護者や家族が記載する連絡帳などの文書も撮る。「前は書き写していたが、時間がかかる上、話しながらの転記では書き漏れや書き間違いが生じる。写真に撮っておけば後でじっくり読める」。以前の携帯電話のカメラと違って解像度が高いので、文字もはっきり解読できるという。

 撮影した写真は、Dropboxなどのクラウドに自動的に保存するよう設定している。「パソコンから取り出して、そのまま報告書に貼付できるので非常に便利」とのことだ。

病変部や「疼痛評価シート」などの写真を貼付した報告書。

 

 医療用医薬品やOTC薬の添付文書を、医薬品医療機器総合機構(PMDA)のウェブサイトから検索するアプリ。音声入力が使える分、スマホのブラウザーを使うよりも素早く検索できる。

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 一般向けの医薬品情報検索アプリ。表示される情報はくすりの適正使用協議会が作成する「くすりのしおり」に基づいており、作用や副作用、生活上の注意点などを患者に分かりやすい言葉で伝える上で参考になる。

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「おむつなどは検索して写真で確認します」

ペンギン薬局(長崎市)代表
中村 美喜子氏

 「スマホは、いつでもどこでもインターネットで調べものができるのが何より便利」と話す中村氏。添付文書も閲覧できるため、以前は患者宅を訪問する際に必ず携えていたポケット版の医薬品集も、持って行かずに済むようになったという。「輸液など重いものを運ぶことが多いので、少しでも荷物が軽くなって助かる」。

 勉強会などで「あやふやなことや分からない言葉が出てきたときに、すぐに調べられる」のも便利だ。その場で疑問点が解消できれば、内容への理解がより深まる。

 また、初めての患者を訪問する際には、スマホの地図機能を活用している。長崎市内は住宅が密集する地域が多く、地図だけでは患者の家を見つけにくいこともある。そんなときには「Googleマップのストリートビュー機能が役立つ」とのこと。地図上で場所を指定すると、その場所からの風景写真が表示されるため、目的地を見逃さずに済む。

 患者や家族におむつなどの雑貨を持ってきてほしいと頼まれたときは、メーカーのウェブサイトなどにある商品写真をスマホで検索して見せることもある。「写真を拡大して、パッケージの文字を見てもらい、希望する商品であることを確認してもらう」。患者宅に実物があるときには、カメラで撮影しておけば、薬局に戻って商品をそろえるときに間違えずに済む。

 カメラでは、褥瘡や皮膚疾患の病変部を撮影することも多い。「写真をそのままメールで送ることもできるし、パソコンに来るメールを外出先で見ることもできる。薬局の外に出る機会が多い薬剤師であれば絶対に便利」と話している。

 

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