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もっとカッコいい薬剤師
思い切った「逆転の発想」で差をつけろ!
日経DI2012年10月号

2012/10/10

日経ドラッグインフォメーション 2012年10月号 No.180

 わたくしめはこれからの季節、暖かい部屋の中で冷たいアイスクリームを食べるのが大好きである。こよなくアイスるアイスは(寒っ)、ハーゲンダッツにゴディバ、奮発してピエール・マルコリーニのチョコレートアイスなどだが、今一番食べたいのは、「ガリガリ君・リッチコーンポタージュ味」。9月初めに売り出したところ、なんとその3日後には、あまりの売れ行きに生産が追いつかず、販売休止に至ったというアイスキャンディーだ。

 驚くべきはその人気ぶりだけではない。温かい食べ物であるコーンポタージュを冷たいアイスにしてしまうこの発想。アイス史上、初の試みではないだろうか。アイスの味や口当たりに合うように、糖分や塩分の量も考え尽くされているに違いない。まさに、逆転の発想の勝利といえるだろう。

 われわれ薬剤師にとっても、時に発想の転換が日常業務へのスパイス的な役割を果たすことがある。薬剤師が患者となり、薬を調剤してもらい、服薬指導を受け、ありがたみを実感してみるというのが良い例だ。もちろん、薬剤服用歴管理指導料も算定される。

 さらに、カッコいい薬剤師を目指す者であれば、一度は究極の患者、すなわちクレーマーやモンスターペーシェントに成り切ってみてほしい。「どうしてそんな難癖をつけてくるのか」と思うような患者に出くわすことは多々あるが、彼らの心に隠された葛藤が分かってはじめて、患者と真に向き合えるカッコいい薬剤師となれるのだ。

 生来健康で、薬を処方されたことがないなんていう薬剤師も、たまには発想を転換して、患者として自分の勤務する薬局に足を運んでみるべし。ただし、仕事をさぼるのはご法度。一日の業務が終わった後で、白衣を脱いで出直そう。“時間外労働”を覚悟の上で……。 (ジャック)

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