B型肝炎ウイルスの無症候性キャリアで、関節リウマチを治療中の55歳の女性Aさんが、近隣の病院の整形外科を受診した後、処方箋を持って薬局を訪れました。処方が変更されていたため確認すると、Aさんは次のように話しました。 これまで色々なリウマチの薬を試してきたのですが、副作用ばかりで中止になりました。今度使うリウマチの薬は、肝炎のウイルスが増える可能性があるから、肝炎のウイルスを抑える薬も始めると聞きました。
*薬歴によると、Aさんにはこれまでリマチル(一般名ブシラミン)やアザルフィジンEN(サラゾスルファピリジン)などの疾患修飾性抗リウマチ薬(DMARDs)が投与されてきたが、いずれも副作用のために中止となり、今回から(1)(2)のリウマトレックス(メトトレキサート)が処方された。また今回から(3)のゼフィックス(ラミブジン)が開始された。 B型肝炎の無症候性キャリアであるAさんにゼフィックス(一般名ラミブジン)が処方されたことに関し、処方医にどのような確認が必要か。
疑義照会
抗HBV薬を処方された関節リウマチ患者〈処方箋〉
月曜日 1日2回
朝夕食後 1日分(実投与日数)
火曜日 1日1回
朝食後 1日分(実投与日数)
1日1回 起床時 7日分
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