82歳の男性Fさんが自宅近くの整形外科診療所を受診後、処方箋を持って薬局を訪れました。処方が変更されていたので確認すると、Fさんは次のように話しました。 夜中に足がつることがよくあったので、漢方薬を処方してもらっていました。漢方薬を飲むと、足は全くつらなくなったので、喜んでいたのですが、今日先生に、最近足のむくみがひどくなってきたと伝えたところ、漢方薬が他の薬に変更されてしまいました。薬が替わってまた足がつらないか心配です。
*薬歴によると、Fさんには心房細動と心不全があり、以前からフロセミド、スピロノラクトン、ハーフジゴキシンKY(一般名ジゴキシン)、ワーファリン(ワルファリンカリウム)を服用している。また、Fさんには前回までの3カ月間、ツムラ芍薬甘草湯エキス顆粒(医療用)が朝食前と就寝前に処方されていた。 医師が芍薬甘草湯の処方を中止したのは、何を懸念したためか。 エルカルチン(一般名レボカルニチン塩化物)はどのような意図で処方されたか。
処方箋を読む
こむら返りにエルカルチンが出された理由〈処方箋〉
1日3回 毎食後 30日分
〔般〕スピロノラクトン錠25mg 2錠
1日2回 朝昼食後 30日分
ワーファリン錠1mg 2錠
1日1回 朝食後 30日分
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