1歳の女の子Kちゃんが、近隣の小児科診療所を受診した帰りに、母親に連れられて薬局を訪れました。症状を確認すると、Kちゃんの母親は次のような質問をしました。 子どもがまたかぜを引きました。食欲がないので心配だと先生に話したら、いつもとは違う抗生物質を処方されました。理由を尋ねたら、「前に出していた薬は、小さい子どもに長く使うと、ごくまれに痙攣を起こすことがあるんですよ」と説明されたのですが、どういうことでしょうか。
*薬歴によると、Kちゃんにはフロモックス(一般名セフカペンピボキシル塩酸塩水和物)が度々処方されており、2週間前にもかぜにフロモックスを処方されていたが、今回はクラリスロマイシンが処方された。。 Kちゃんの主治医は今回、フロモックス(一般名セフカペンピボキシル塩酸塩水和物)を処方しなかった理由として「長く使うとごくまれに痙攣などを起こす」と説明しているが、その副作用はどのような機序で発生すると考えられているか。
服薬指導
幼児の抗菌薬が変更された理由〈処方箋〉
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