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薬局なんでも相談室1
相談室1:薬・食品の情報サイトのお薦めは?
日経DI2012年7月号

2012/07/10

日経ドラッグインフォメーション 2012年7月号 No.177

 薬剤に関する情報を調べるためのウェブサイトは数多く存在しますが、信頼できるものばかりとは限りません。

 まずお薦めしたいのは、公的な機関が管理していて、更新頻度が高いサイトです。ここでは、私がよく使用しているサイトをご紹介します。

■抗菌薬インターネットブック(ミップ

 感染症や血液内科の3人の専門医が監修し、抗菌薬を中心に約120種類の薬剤について、その特徴や用法・用量、承認済み有効菌種、承認は取れていないが有効と思われる菌種、使用上の注意などが掲載されています。このサイトは更新頻度が高いのが特徴です。

 薬剤特性検索の機能を使えば、例えば「歯槽に移行性の高い抗菌薬」といった検索も可能です。ただし、実際には、耐性がないか、適応症はあるかなどの確認も必要になります。

■「健康食品」の安全性・有効性情報(独立行政法人国立健康・栄養研究所

 健康食品の名前が五十音順にデータベース化されており、現時点で発表されている論文の内容が分かりやすくまとめられています。例えば、重病で治療法がほとんどないと言われた患者のご家族から、「アガリクスを買って飲ませてあげたいが、薬との飲み合わせは大丈夫か」といった質問があった場合に参照するとよいと思います。

■食品成分データベース(文部科学省

 食品中に含まれる栄養素について、調べたいときに役立つサイトです。例えば、腎機能が低下しカリウムの摂取制限がある患者に、「めんたいこに含まれるカリウムは?」と聞かれて、その答えを調べたいときに役立ちます。

■漢方スクエア(ツムラ

 医師から「腰痛に使う漢方薬の使い分けを知りたいので、いい資料はないか」といった相談をされた場合に役立ちます。無料ですが登録が、必要です。

■ママのためのお薬情報(厚生労働省事業 妊娠と薬情報センター

 授乳中でも服用可能な薬剤を聞かれたら、ここの「安全に使用できると思われる薬剤」を紹介するとよいでしょう。

■くすりのしおり英語版(くすりの適正使用協議会

 患者から英語での薬剤情報提供文書を求められたときに役立ちます。  日本在住の外国人には適したサイトですが、外国に渡航する際には、行き先の国で発売されていない薬剤について追記する必要があります。

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