6月号49ページ日経DIクイズ2「フロリードゲルと他薬の飲み合わせ」を読んで、フロリードゲルと相互作用を起こす恐れがある薬剤は、解答にあるワルファリンだけでなく、ダオニールも該当するのではないかと思いました。フロリードゲルの添付文書の相互作用の欄に記載があります。(30代女性、千葉県)
ご質問ありがとうございます。ご指摘いただいた通り、フロリード(一般名ミコナゾール)は、ダオニール(グリベンクラミド)とも相互作用を起こす可能性があることが、添付文書の使用上の注意などに記されています。今回の記事は、フロリードゲル経口用の薬剤特性と服薬指導を中心に紹介しており、相互作用についてはワーファリン(ワルファリンカリウム)に関してのみ解説したため、結果的に不十分な内容となってしまいました。掲載した形ではクイズとして成立しないため、患者が服用している糖尿病治療薬をダオニールからジャヌビア(シタグリプチンリン酸塩水和物)に、またQ1(2)の選択肢もダオニールからジャヌビアに、それぞれ変更します。以上、お詫びして訂正します。(編集部)
6月号Report「薬剤師のための『理想の白衣』誕生!」を読み、かねがね私が考えていたことをお話ししたいと思いました。看護師や調理師など、清潔を旨とすべき職業人はほとんど帽子を着用しています。髪の毛は意外に抜け落ちます。
私自身も数年前から帽子を着用していますが、なかなかセンスの良い帽子が見つからず、おしゃれな帽子はないかと探しています。今のところ、あるデパートのジェラート売り場の店員さんの帽子が格好いいと思います。次回は薬剤師向けの帽子を作ってほしいです。(匿名、編集部への手紙)
5月号特集「調剤報酬改定 現場の声」は実用的で良かったです。他の薬局の対応方法が分かれば、自分の薬局でも対応策を講じるときに、予備知識として生かせます。『日経DI』には、これからも時代に敏感であり続けてほしいです。(30代男性、山形県) 5月号Report「6年制時代の就活&国試」を読み、私が10年前に薬学生だった当時の状況とは全く異なることに驚きました。就職先に病院志望者が多く、新国試は検査の基準値を把握していないと解けないことなど、まさに新しい風が吹いていると感じました。6年制薬剤師の記事は私にとって良い刺激になるので楽しみです。(30代男性、神奈川県)
5月号Report「6年制時代の就活&国試」を読み、6年制を卒業した薬剤師では病院希望が多くなったという内容に興味を持ちました。患者の病態把握から治療・ケアを考えるプロセスをトレーニングした6年制薬剤師と一緒に働いてみたいです。ちなみに当薬局では、今年は新卒者の採用はありませんでした。(50代女性、石川県)
小児科診療所の隣の薬局に勤めています。2012年の調剤報酬改定では、乳幼児服薬指導加算を取るためにどうすればいいのか悩みました。算定要件に「服用に関して必要な指導を行い、お薬手帳に指導内容などを記載すること」とあります。結局、お薬手帳に短い文章を印字することにしましたが、情報量が増えてしまい、お薬手帳がすぐいっぱいになりそうです。「詳しくはwebで」ではないですが、手帳に「詳しくは薬剤情報提供文書または薬剤師へ」と書きたくなりました。(40代女性、神奈川県)
今回の調剤報酬改定で一般名処方が広がりましたが、調剤ミスにつながりそうで、毎日気を引き締めて仕事をしています。後発品使用促進のためとはいえ、ミスを防ぐことの方が大切だと思います。(60代女性、東京都)
私は、透析専門病院の門前薬局に勤めています。患者さんの中には、医療費の助成で薬代が無料になるため、胃薬や湿布を大量に処方してもらい、知人に配っている人がいると聞きました。また、「半年分くらい飲んでいない薬がある」と自慢する患者さんもいます。調剤する私としては、情けなさや怒りを感じます。(50代女性、神奈川県) 私は今、患者さんとのコミュニケーション術について学びたいと思っています。「もう死んでもいい」とおっしゃるようなネガティブな患者さんにどう対応したらよいのか悩みます。(30代女性、京都府) コミュニケーションの大切さが強調される時代となりましたが、そういった教育を受けずに調剤業務を続けてきた私たちにとって、「日経DIクイズ」の服薬指導はとても参考になります。(50代女性、大阪府) Premium版では、「処方箋の裏側」や「医師が処方を決めるまで」などの連載で、医師の処方意図を学べるところがとてもうれしいです。最近、漢方薬に興味を持ち始めたので「漢方のエッセンス」もとても楽しく読んでいます。今春、子どもが薬科大学に入学したので、『日経DI』の記事について子どもと話せるのが楽しみです。(40代女性、山口県) 『日経DI』は、薬局の業務に直結する記事だけでなく、検査値や疾患に関する記事が増えると、より臨床に近い内容を学べて読者の視野が広がるのでよいと思います。(20代女性、静岡県) これまでに旅した国の中で最も整然としていたのは、ドイツでした。のみの市の商品ですら実に美しく展示されていて、ちり一つありません。そんなドイツで薬剤師免許を取得し、薬局を開設しているアッセンハイマー慶子氏の講演を、6月2日に開催された「次世代薬剤師を育てる会シンポジウム」に聞きに行ってきました。
ドイツは医薬分業の発祥の地。薬局数は2万1238店(出典は2011年版薬局統計、以下の数字も同じ)と日本の半数に満たず、しかもここ数年は減少傾向にあるのだとか。就業薬剤師数は4万8690人と、こちらは日本の5分の1以下です。びっくりしたのは、病院で働く薬剤師がわずか1966人ということ。主として薬剤の管理を行っていて、病棟業務はほとんどしていないそうです。
薬局では、処方箋薬の調剤は主として薬学技術アシスタント(5万6987人)が行い、薬剤師はその管理に当たります。一人薬剤師職場も少なくないため「どれだけ自律して仕事ができるかが問われる」とアッセンハイマー氏。厳しいけれどやりがいもありそうです。(内山)
読者から
●6月号のDIクイズに疑問
●今度は薬剤師向けの帽子を
●他薬局の対応策が分かった
これより先はPremium版読者からの声です
●10年前とは全く異なる状況に驚く
●病院希望者の増加に興味あり
●「詳しくはwebで」と書きたい
●一般名処方が増えて緊張
●嘆かわしい患者のモラル欠如
●ネガティブな患者さんにどう対応?
●DIクイズの服薬指導が参考になる
●医師の処方意図を学べて嬉しい
●臨床を学べる記事を読みたい
編集部から
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