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Report-2
薬剤師のための理想の白衣
日経DI2012年6月号

2012/06/10

日経ドラッグインフォメーション 2012年6月号 No.176

I子 日経DI編集部が、薬剤師のための白衣を本当に作るみたいです。

D作 え~、すごい ! 去年、日経DIが実施した「薬剤師の白衣に関する調査」の結果から、僕たち薬剤師が求める白衣の条件が明確になったからね(本誌2011年12月号Report「薬剤師のための『理想の白衣』大調査」参照)。やるなあ、編集長。でも、雑誌の編集部がどうやって白衣を作るんだろう?

I子 白衣メーカーのクラシコっていう会社とコラボで作ることにしたそうです。

D作 クラシコの白衣はかっこいいって聞いたことがあるけど、ドクター用しかなかったような…。薬剤師の白衣って、どんなデザインになるんだろうね。

I子 調査結果を基にコンセプトを固めて、まずは仮縫いを作るんですって。それができたら、薬剤師の白衣にこだわりがある人に集まってもらって座談会を開くそうです。

D作 薬剤師の生の声がさらに反映されるってことだね。その座談会、のぞいてみたいな。

I子 そう言うと思ってました ! オブザーバーとして参加させてもらうように頼んでおきました。

薬剤師のための理想の白衣座談会

座談会出席者(敬称略、50音順)(2月17日、都内にて開催)
井手口 直子(帝京平成大学薬学部准教授、司会)
猪股 克大(セイジョー[横浜市港北区]人事教育部課長)
高田 美奈子(東京都内薬局勤務薬剤師)
竹下 洋平(中央薬局おおざの店[福岡県太宰府市]薬剤師)
抜井 留理子(ウェルパーク[埼玉県朝霞市]薬剤師)
野澤 充(トライアドジャパン[神奈川県相模原市]代表取締役社長)
クラシコ:
大和 新(代表取締役社長)
大豆生田 伸夫(デザイナー)
松永 良大(企画生産担当)

日経DIのアンケート結果を分析して、クラシコが考えた薬剤師向け白衣のコンセプトがこれです(大和)

白衣にこだわりのある6人から、クラシコが提案する薬剤師向け白衣のコンセプトおよび仮縫いの白衣に対して、忌憚のない意見が出されました。

座談会で出された主な意見は…

一見タイトなデザインなのに、すごく着やすくて、腕を上げてもきつくない(高田)

やっぱりウエストがシェープされていることが女性にとっては重要(井手口)

シルエットはかっこいいけれど、例えば、しゃがんだときに腰周りがきついというのはダメ。機能美を追求してほしい(猪股)

調剤するときは必ず袖口を折り返す(井手口)

ドクターの白衣より着丈が短い方がいい。袖口を折り返せる白衣というのは、薬剤師用っていう感じがするね(野澤)

在宅業務で患者さんと目線を合わせるときに、裾が長いと踏んでしまったり、引っ掛けて破れたりするので、着丈は短くしてほしい(竹下)

背中のバックベルトが浮いていると、業務中に物に引っ掛かかるので、縫い付けてほしい(猪股)

今回、採用する生地は、とても軽くて通気性が良いので、夏場には最適です。ストレッチも効いているので、動きやすさも担保されています(大豆生田)

軽くて涼しいけれど、従来のクラシコの白衣の高級感はないかな。高級感は大切にしてほしい(抜井)

特にポケット周辺の印鑑やボールペンのインクは目立つし、洗濯しても取れない。汚れが付きにくい生地で白衣を作ってほしい(抜井)

しわになりにくいポリエステル/綿混の生地を採用しました。洗濯で汚れが落ちやすいように、生地には防汚加工を施します。インク汚れが付きにくいような工夫ができるとよいのですが(大豆生田)

ポケットの内側に、印鑑やはさみなど小物専用の収納ポケットを作ってみましたが、いかがでしょうか(大豆生田)

薬剤師は日付や名前が入る大きな印鑑を使っている人が多いし、調剤をばんばんしているときに、わざわざ専用ポケットに入れるのは面倒。あえて印鑑専用のポケットはいらない(抜井)

はさみの専用ポケットは使いやすそう(高田)

今後、在宅業務が増えることを考えたら、7インチ型タブレット端末が入る大きさのポケットが欲しい(竹下)

ぱっと脱いだときにポケットの中身が落ちたりしないように、ポケットは深い方がいい(井手口)

提示された4つの図案(左写真)の中では、カプセルのマークがいいと思う(竹下)

アイコンはどこに入れるの? 他の薬局と差別化できるように、会社名やロゴを入れる場所は確保しておかないと(野澤)

胸には名札を付けるだろうから、胸ポケットにマークがあっても見えない(猪股)

これらの意見を基に、デザインを練り直し…

購入はこちら

販売価格は、メンズ1万9800円、レディース1万6800円(税込み価格、送料別途1000円)。


商品の詳細および購入は
http://nkbp.jp/dihakuiから。

イラスト:やまもと 妹子

帝京平成大学薬学部准教授
井手口 直子氏

とても軽くて涼しい。体にフィットしているのに動きやすいです。折り返した袖口の形が好きです。やはり着る物でテンションが変わりますので、薬剤師にとって白衣はとても大切ですね。

はさみ専用ポケット

常にはさみを携帯する薬剤師のために、はさみ専用ポケットを付けました。

袖は長袖(上)ですが、折り返したときに美しく見えるよう、スリットが入っています。

バック

バックベルトを高い位置に付け、脚長に見えるようにしました。座ったりしゃがんだりしやすいように、深めのスリットが入っています。

くろしお薬局代表取締役副社長
川添 哲嗣氏

これは驚きの軽さと機能性を備えた白衣ですね。薬剤師を、一作業者ではなく、洗練されたスペシャリストに見せてくれるデザインです。内ポケットやはさみ専用ポケットなど、使い勝手が良さそうです。

薬剤師アイコン

薬剤師の誇り。PHARMACISTの文字と、PとHを組み合わせたカプセル型のマークを組み合わせました。胸や袖には薬局のロゴ刺しゅうなども入れられるよう、あえて背中心に配置しました。

袖口は三つボタンでスタイリッシュに。ボタンを外して折り返してもかっこいい。

腰ポケット

7インチ型タブレット端末が入る大きさを確保しました。また、ポケットの中身が不意に落下するのを防ぐため、ふた(フラップ)を付けました。ふたが不要であれば、ポケット内に収納できます。

バック

バックベルトは浮かないように縫い付けてあります。しゃがんでも床につかない、ちょうどよい着丈です。

写真:山下 裕之

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