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命を懸けて人を愛したことがありますか
日経DI2012年6月号

2012/06/10

日経ドラッグインフォメーション 2012年6月号 No.176

 「君のためなら死ねる」。この強烈なセリフは、早乙女愛と太賀誠の純愛を描いた漫画『愛と誠』の有名な一節である。1970年代に一世を風靡したこの物語が、40年の時を経て、まもなくスクリーンによみがえる。主演は、今を時めく武井咲と妻夫木聡。

 あらすじはこうだ。セレブなお嬢様の愛は、幼い頃から、命の恩人である誠に思いを寄せていた。だが数年後、誠は、“絶世のワル”へと成長。愛の献身もむなしく、誠は不良の巣窟である高校に入学する。そこへ愛と、愛に猛烈な恋心を抱く岩清水弘が転がり込み、学校中を巻き込んだ大乱闘へと発展していく─。言ってみれば、手のつけようのない、熱血喧嘩番長学園純愛物語? である。

 冒頭は岩清水の名ゼリフだが、今ドキの女子高生にそんな告白をしようものなら、「まじうざい」と一蹴されるのがオチだろう。

 前置きが長くなった。実は、この『愛と誠』というタイトル、インドの元首相であるネルーが娘に宛てた手紙の一節に由来する。「愛は平和ではない。戦いである。武器の代わりが誠実(まこと)であるだけで、それは地上における最も激しく厳しい、自らを捨ててかからねばならない戦いである」――。

 目からウロコである。ともすればわれわれ薬剤師は、患者に対して安らぎや憩いを提供しようと、表面的な優しさや、小手先のハウツーばかりに気を取られがちだ。しかし、本当に必要なのは、「患者のためなら命を懸ける」くらいの情熱的な患者愛なのである。カッコいい薬剤師は、保身のためのプライドや打算など潔く捨て、疎まれようと嫌われようと、患者に無償の愛を注ぐのだ!

 ……勘のいい諸君はもうお気づきだろう。読者のために命を賭して作られた雑誌、それが、『日経DI(読者愛)』ということを。(ジャック)

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