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特集:2012年改定、私はこう思う
調剤報酬改定 現場の声:2012年改定、私はこう思う
日経DI2012年5月号

2012/05/10

日経ドラッグインフォメーション 2012年5月号 No.175

開局時間の要件に賛成

たった2点付くだけで一般名処方が一気に行われるようになってびっくりした。医師の薬の銘柄へのこだわりが少なくなってきたということなのか。それとも薬剤師が選ぶ銘柄を信頼してもらえるようになったからか。基準調剤加算については、患者がいようがお構いなしに昼休みをとる薬局が近所にあり、同じ薬剤師として恥ずかしい思いをしていた。今回、基準調剤加算の要件として開局時間が入ってよかった。(40代女性)


一般名処方で薬剤師の質が問われる

一般名処方は賛成。これによって薬剤師の質が問われるようになり、今までいい加減に仕事をしていた年配薬剤師はついてこられず、努力している若手が評価される可能性が出てきた。(30代男性)


窓口負担なしの患者に後発品を薦めにくい

後発品推奨という流れは分かるが、自己負担のない患者へのアプローチは難しいものがある。とある患者が、「私の薬はタダだから先発がいい」などと話しているのを聞くと、疑問を抱く。


後発品の半強制的な薦め方は納得いかない

薬剤師会主催の改定説明会で、「一般名処方を医師が出すということは、後発品に変更ということなので、先発品で投薬するのは意に反する」と言われた。その言葉に振り回されているのが実情。また、薬局での在庫の関係もあり、今まで後発品を希望しなかった患者にも、経営者の方針で後発品を半強制的に薦めることになり、薬剤師として納得がいかない部分がある。(40代女性)


お薬手帳は医療機関も確認すべき

医療機関でもお薬手帳の確認などを義務付けないと意味がない。「なぜ薬局だけ?」と患者に聞かれて説明に困ってしまう。(40代女性)


個人の薬局には厳しい改定

このような改定が続くなら、私たちのような個人開設の薬局はさらに淘汰され、6年制薬剤師の給与も頭打ちになるのでは。これからも薬局を続けるため、基準調剤加算などにとらわれない薬局経営にシフトしたい。(40代男性)


今までの努力が報われる

今回の改定で、業務上特別に変更したことはない。3月末までやってきた業務がやっと報われようとしている。


地方厚生局の対応を統一して!

以前からのことだが、各都道府県の間で対応や解釈がまちまちなので統一してほしい。同じ管轄で隣の県はOKなのに、うちの県ではNGとされるのは納得できない。(60代女性)


加算は取れても患者への説明に悩む

基準調剤加算を算定するための提出書類が多すぎて、届け出を諦めた。もっと早くに準備していれば……。昨年、やむなく後発医薬品調剤体制加算を2から1へと変更した際、患者さんに一部負担金が変わることを説明するのが大変だった。安くなったからよかったものの、上げていたらもっと大変だっただろう。頑張って後発品を薦めても、加算を取るのは躊躇する。(40代女性)


「昼休みなし」はストレス

労働基準法に照らしても、休み時間もなく開局しなければならないのはストレスになる。薬剤師、事務ともに、労働環境の整備があってこそ、いきいきと笑顔で仕事ができるのではないか。(60代女性)


うちでは後発品加算を取らない方が得

後発医薬品調剤体制加算を算定した方がよいのか、先発品を中心に調剤して薬価差を儲けとした方がよいのか、損益分岐点の計算をした。その結果、後発品の加算を算定しない方が、薬局としては儲けが大きいことが分かった。


新たに取り組むことはない

本来の業務を行っていれば、新たに取り組むことはない。例えば残薬確認など在宅医療では当然のことで、今更という感がある。医療提供施設として、医療従事者として、患者に必要なことを行うことが重要である。(50代女性)


疑義解釈は3月中旬までに出して!

改定の疑義解釈が公開されるのが遅く、見切り発車となってしまった。患者負担金に影響することなので、3月中旬には公開してもらわないと現場は大変迷惑する。(40代男性)


どこがプラス改定?

これまでお薬手帳の普及に真剣に取り組み、薬剤情報提供料を多く算定してきた薬局がマイナスになるという改定はおかしい。改定後半月ほど業務をして、ほとんどの患者で点数がマイナスになっている。後発医薬品調剤体制加算、在宅患者調剤加算と点数は増えているが、薬歴管理料、薬価でのマイナスが大きすぎる。プラス改定と言っているが、どこにプラスの要素があるのか。(30代男性)

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