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特集:在宅医療
調剤報酬改定 現場の声:在宅医療
日経DI2012年5月号

2012/05/10

日経ドラッグインフォメーション 2012年5月号 No.175

 在宅医療については、在宅患者訪問薬剤管理指導料を算定している患者で、調剤料に加算できる在宅患者調剤加算が新設された。

 加算には、「過去1年間に在宅患者訪問薬剤管理指導料などを10回以上算定」していなければならない。調査では、「10回以上」の要件を満たしたのは16.3%にとどまった(Q15)。5.2%は「10回未満」で、改定時点では調剤加算を算定できなかった。また、「対象となる患者がいない」という薬局も21.5%に上った。

 一方、4月以降に在宅患者訪問薬剤管理指導料などの算定数が増えそうか尋ねたところ、約1割が「増えそう」と答えた(Q16)。このうち、半数以上は既に「10回以上」の要件を満たしている薬局だったが、「10回未満」と回答した28人のうち10人が、「増えそう」と回答していた。また、「対象となる患者がいない」と答えた115人のうち8人が増えると予想していた。

 算定数が増えそうな理由としては、患者や医師のニーズの高さを挙げた人が最も多く(Q17)、他職種からの紹介を挙げる声も複数あった。

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サポート薬局に関心を持つ声も

 今改定では小規模な薬局でも在宅医療に取り組みやすいよう、薬局同士が連携して、別の薬局が代わりに訪問服薬管理指導を行った場合にも、調剤報酬を算定できるような仕組み(サポート薬局制度)が新設された。算定数増加の理由として、こうした動きを18.9%が選んでいた。

 日本薬剤師会は、「在宅療養推進アクションプラン」の一環で、都道府県薬剤師会を通じて在宅業務を行う薬局の情報を集約しており、医療機関や患者向けに順次公表する見込みだ。「在宅の対象患者がいない」という薬局にも、今後依頼が来ることは十分考えられる。

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