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医療・介護スタッフ 賃金速報◎介護職【2020年6月】
病院等の介護職の月給、平均より約8600円低い

 医療・介護の経営誌『日経ヘルスケア』では毎月、ハローワークや(株)メドレーが運営する求人サイト「ジョブメドレー」に掲載された求人広告から、看護師や介護職員、理学療法士・作業療法士といった医療・介護スタッフの賃金相場を集計し、連載コラム「医療・介護スタッフ 賃金速報」で分析している。

 病院・診療所および介護事業所の求人データから算出した2020年6月の介護職(看護補助者)の賃金の総平均は、常勤が月給20万5263円、非常勤が時給1151円。地域別に見ると、常勤の最高額は関東の月給22万3546円、最低額は九州・沖縄の月給18万754円である(表1)。

表1◎介護職の地域別賃金相場(2020年6月実績)

処遇改善加算の有無などが医療機関の介護職の賃金水準に影響?

 都道府県別に見ると、介護職の常勤の月給が高いのは東京都(23万2335円)、神奈川県(23万324円)、千葉県(21万9762円)の順。最も低いのは長崎県(17万2524円)で、次いで佐賀県(17万2586円)、高知県(17万2897円)の順に低い(表2)。

 非常勤の時給は東京都(1323円)、神奈川県(1234円)、徳島県(1222円)の順に高く、佐賀県(948円)、青森県(989円)、宮崎県(992円)の順に低い。

 病院・クリニックにおける介護職の2020年6月の常勤の月給の総平均は19万6690円と全サービスの総平均の20万5263円より8573円低かった。一方、非常勤の時給の総平均は1218円で、全サービスの総平均の1151円より67円高かった。

 医療機関の介護職員の常勤の月給が介護事業所よりも低い理由としては、介護事業所では介護職員処遇改善加算や介護職員等特定処遇改善加算が給与に上乗せして支給される一方で、医療機関などでは、これらの加算がないことなどが考えられる。

 なお、賃金データは基本給と定期的に支払われる手当類(役職手当、資格手当)などを合計したもので、時間外手当などの所定外賃金や賞与は含んでいない。

 日経ヘルスケア8月号では、全都道府県の賃金データや病院・診療所別の相場、提示賃金の分布・推移などを解説しているので、ご参照いただければ幸いである。

表2◎介護職(常勤・非常勤)の都道府県別賃金相場と順位

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連載の紹介

医療・介護スタッフ 賃金速報
看護師や介護職員、理学療法士・作業療法士などの賃金水準を地域別に集計。ハローワークなどに掲載された全国の医療機関・介護事業所の求人広告を分析し、最新の賃金データを紹介します。

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