2009/01/27
肺がん監修: 京都大学医学部附属病院呼吸器外科教授 伊達 洋至 | ![]() | |||
肺がんの外科手術については、手術数の多い病院のほうが治療成績はよいことが、国内外の複数の研究で証明されています。わが国でも、日本胸部外科学会が、2006年、学会に所属する全国526施設の治療成績を検討し、手術数の多い病院ほど手術後30日以内の死亡率は低いという結果を出しました。肺がん手術を受けるときには、年間25人以上の手術を実施しているかどうかが一つの目安になるといえそうです。手術数と手術後の死亡率は、担当医に聞いたり、病院のホームページなどで確認したりしてから手術を受けたほうがよいでしょう。