2008/12/24
肝がん監修: 京都大学医学部附属病院 胆管膵・移植外科准教授 猪飼 伊和夫 | ![]() | |||
肝がんは、肝炎ウイルスが原因であるケースが多いためもあって、手術後5年以内に7~8割の人にがんが再発します。そのため、手術の後に抗がん剤をもちいた化学療法やインターフェロン療法を行ったりインターフェロンと抗がん剤を併用するなど、さまざまな再発予防治療が試みられていますが、いまのところ確立された標準的な治療法はありません。しかし、がんが進行していた場合には積極的に化学療法を行う場合もあります。手術後に再発予防の化学療法などを勧められた場合には、その効果と副作用を確認しましょう。
たとえ再発しても、早期発見ができれば治療方法の選択肢が増えます。定期検査は担当医に言われた間隔を守って、しっかり受けましょう。