2008/12/24
肝がん監修: 京都大学医学部附属病院 胆管膵・移植外科准教授 猪飼 伊和夫 | ![]() | |||
C型肝炎ウイルスの場合には、インターフェロン療法でウイルスを取り除ける可能性があります。既にインターフェロン療法を受けている場合でも、週に一回注射をするペグインターフェロンと内服薬のリバビリンの併用療法をまだ受けていないようでしたら、この最新型のインターフェロン療法を受けられるかどうか確認するとよいでしょう。ペグインターフェロンとリバビリンの併用療法で48週間治療すると、従来のインターフェロン療法が効きにくかった1b型でウイルス量の多い人でも、約5割の人のウイルスが排除されたという報告があります。ウイルス量が少なければ、C型肝炎ウイルスが消える確率はさらに高まります。
インターフェロン療法の適応になるかどうかは、過去に受けてきた治療やウイルス量、全身状態にもよります。あなたのウイルスが除去できる可能性があるかどうか、担当医に確認してみてください。