2008/08/26
大腸がん監修:京都大学消化管外科教授 坂井 義治 | ![]() |
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手術後の補助療法として再発を防ぐために行われるのが「術後補助化学療法」です。がんの進行度によって再発の可能性が高いと判断された場合は、遺残しているかもしれないがん細胞を叩き、再発を予防する目的で、術後補助化学療法が行われています。
ただし、ご心配のように抗がん剤には、がん細胞を死滅させるという効果がある一方で、副作用もあります。そのため、受けられる治療のメリットとデメリットを十分理解し、納得したうえで治療に臨みたいものです。ご自身の再発リスクと、抗がん剤治療を受けることで再発リスクをどれほど下げることができるのか、医師に説明してもらいましょう。