刺入部の消毒は週に2回、月曜および木曜といったように、曜日を決めて行います。なお、入浴やテープがはがれた際などは随時、消毒を行うよう指導します。消毒の際は、カテーテル刺入部に発赤、腫脹、熱感、疼痛などがないか、カテーテルが抜けていないかを確認するよう指導します。また、体温は定期的に測定して発熱の有無をチェックし、感染症に注意を払ってもらいます。
動画4 刺入部の消毒
使用済みの医療廃棄物(輸液バッグ、輸液ポンプ用チューブ、へパフラッシュ、シリンジなど)は、次の受診時に病院へ持参してもらいます。ポート針・びん針は、ふたのある容器に入れ、ある程度たまったら受診時に持参してもらいます。そのほかの廃棄物については、各自治体の廃棄方法に沿って廃棄してもらいます。
また、カテーテルのトラブルや感染などが生じた場合には、すぐに医療機関に連絡することをしっかりと指導しておく必要があります。そのため、緊急の連絡先を家族の中で共有しておくことが重要です。
動画5 医療廃棄物の処理方法