抗がん剤投与に伴う副作用である急性アレルギーは、発見や対応が遅れると死に至る可能性がある。ここでは、静岡がんセンターの外来化学療法における緊急対応マニュアルを参考に、アレルギー症状を早期に発見して迅速に対応するためのポイントを紹介する。
朝のスタッフ全体のカンファレンスでは、担当看護師が、アレルギーをおこす可能性のある患者さんの情報を伝達し、スタッフ間で共有します。
情報共有の目的は、当日勤務する全看護師が、点滴開始や点滴交換で訪室する時に異常の有無を観察できること、また担当看護師との連携をスムーズにして、異常時の連携をとりやすくすることです。