2009/12/22
『誤解しないで。私は治療が終わって本当にうれしいの。お義父さんがとてもやつれていたので受け止められなかっただけなのよ。でも今はお義父さんが家に帰ってきたので、10時には寝室に行かなければならないし、もう深夜のテレビ番組は見れない、そしてどこに行くか、そして何時に帰るか言わなきゃいけないし・・・以前の家の規則通りに戻っちゃったわ。』--Monica,17歳
将来待ち受けているものが何かはっきりしないときは平静でいられないものです。親はがんから生き残れるだろうか?がんが再発しないだろうか?このままの生活がずっと続けられるのか?また笑える日がくるんだろうか?などとあなたは考えているかもしれません。
誰も将来のことは分かりませんが、あなたの生活をほんの少し楽にしてくれる手段があります:
家族として話し合い協力し合う。
今まで以上にがんを通してお互いのきずなが強まり感謝しあえるようになったことが分かるでしょう。
自分自身の心の声に耳を傾ける。
あなたがどういう気持ちでいるべきかを他の人からとやかくいわれるべきものではありません。自分自身のペースと方法で対処しましょう。
ひとりの人間としての成長過程であることを忘れない。
親ががんになると他の人の心が分かるようになり、責任感が高まり、強くなると多くのティーンが言っています。
みんなの手助けを受け入れる。
今は一生のうちで一番あなたは孤独を感じる時期かもしれません。でも、あなたは一人ではありません。家族や友達、サポートグループ、近所の人、そしてカウンセラーなどが、大変なときは手を貸してくれ、あなたの言葉に耳を傾け、そしてあなたのそばにいてくれるでしょう。
毎日に感謝する。
親ががんになることで周りの世界がよりはっきり見えてきたというティーンが多いです。やがて、今まで見逃していたようなことでも、改めて良さを見い出すことができるようになるでしょう。
最近になって、ささいなことでもあなたにとっては大きな意味があることに気がついたことだと思います。たとえ小さなことでも、ちょっと時間をとってそんな思いを書き記してみましょう:
残念ながら解決手段をすべてあなたに教えてくれるような人も冊子もありません。がんは困難な病気です。あなたの生活が以前と同じになることはないかもしれません。でも、あなたはそれを乗り越えることができるでしょう。なぜなら、あなたにはその強さがあるからです。いつもは気づいていなくても、あなたにはそれを乗り越える能力があるのです。
(監修:東京大学大学院家族看護学分野 上別府 圭子)
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