2009/10/13
『他の人が手を差し伸べてくれたら、素直に助けてもらうべきです。他人にはあなたが何をして欲しいのか分かりませんから、きちんと伝える必要があります。プライドなどにこだわらず、どんどん手伝ってもらうべきです。』--介護経験者のLynn |
大切な人のがんが進行するにつれ、今までにない困難や不安に直面するでしょう。ですから闘病期間が長くなると、なおさら疲れてしまうかもしれません。介護者の多くは、振り返ってみれば自分がいろんなことを引き受けすぎてしまったと言います。もっと早くに役割を分担するか、手助けを受けられる方法を模索すべきだったと痛感している人もいます。できることとできないことを素直に考えてみましょう。介護の仕事の中で、あなたが得意なもの、またはあなたしかできないものは何ですか・また、それらのうちのどれかを他の人にも頼むことはできませんか?あなた以外でもできることは、他の人に任せましょう。
実は多くの人が、手助けしたいのだけれど何をすればよいのか分からない、あるいは手助けを必要としているのかどうかも分からないと思っているのかもしれません。また、がんが進行するにつれ、周りの変化に気付くこともあるでしょう。例えば、以下のようなことです。
・今まで手助けしてくれていた人が、助けてくれなくなる。
・今まで手助けしてくれていた人が、違った形での手伝いを希望するようになる。
・今まで手助けしていなかった人が、助けてくれるようになる。
・今までは利用できなかった介護の支援制度が、利用できるようになる。
(監修:聖隷三方原病院緩和支持治療科 森田 達也)
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