2009/06/30
『もし誰か他の人を世話したいという心が芽生えたら、もう大丈夫です。』--介護経験者のMaya Angelou |
介護者として、あなたは毎日バランスをとろうと努めています。家族や仕事をうまく片付けながら、患者の世話をしなければなりません。ともすれば、あなたは患者の要求にこたえることを優先してしまいますが、自分自身を大切にしておけるかどうかもあなた次第です。あなた自身が健康な心と身体を維持することが必要だということを忘れないでください。そして、もしできることなら毎日ゆっくり考えるための静かな時間を作るようにしてください。瞑想や祈りもいいですし、ちょっと休憩するだけでも、今この時に平穏な感覚を保てるでしょう。
良くも悪くも、生活が変化するときは、成長し、学び、そして一番大切なものに感謝する機会ともなります。がん患者の介護経験者は、一人で旅をするような経験だったと表現することが多いです。そして、その経験は人を永遠に変えてしまうものだと言います。これは、がん患者が自身の経験を言い表すときとほとんど同じです。自ら選んだ旅という訳ではないかもしれませんが、道を歩みながら自らを見つめなおし、自分の力量、強さ、技能で大切な人を支えることができるのです。