2009/05/12
大切な人のがんについて考えすぎてしまうことと考慮不足とは、微妙に違います。日記を書くことは、否定的な考えや感情を打ち消すための役に立つという調査結果があります。実際、日記を付けることで、あなた自身の健康状態も良くなるかもしれません。
どんなことを書いてもかまいません。一番ストレスのかかったことを書いてもいいですし、心の奥底にあることを書いてもいいでしょう。また、ストレスが全くなかった日のことや、優しくしてくれた同じ立場の介護者のことといった、あなたにとって気分の良かったことを書くのもいいでしょう。
●感謝の気持ちを持つ
あなたは大切な人のために、そこにいられることを感謝したり、前向きに行動でき、今までなら分からなかったやり方で他の人に貢献できる機会をうれしく思ったりするかもしれません。人と人とのつながりを作りあげ、絆を強めるよい機会が与えられているのだと感じている介護者もいます。だからといって、介護は容易いとか、ストレスが無いという訳ではありません。家族のサポートに意味を見出すことで、よりよい介護がしやすくなるということです。
もし可能なら、あなたがいままでしてきたことを続けるようにしましょう。これまでしてきたことを継続しなければ、ストレスが強くなるという調査結果があります。簡潔化してうまくやっていけるものは続けましょう。もし必要なら、時間を変更したり、通常要する時間より短くしてみましょう。
●がんについてもっと知る
あなたの大切な人の医学的な状況が理解できれば心強く、また自制できる場合があります。例えば、がんの病期についてもっと知りたいと思うかもしれません。病気を理解することで、治療期間中に予期されることや、しなければいけないことが分かるでしょう。
(監修:埼玉医科大学国際医療センター 大西 秀樹)
"The U.S. National Cancer Institute dose not currently endorse any foreign-language translations of NCI information by other organizations or individuals, and no such endorsement should be inferred."