2009/04/21
あなたは自分自身の欲求を満たすことを、今はそれほど大切とは感じないかもしれませんし、毎日介護の世話をすべて済ませたときには、自分の時間はまったく残っていないかもしれません。もしかしたら、家族の一人が今病に伏せているときに、自分だけ楽しむのは後ろめたいと感じているかもしれません。
ほとんどの介護者はこうした気持ちになると言います。しかし、あなたの欲求や希望、願望を大切にすることは、介護を続けてゆくための大切な力となります。
あなたの心と身体を回復させるための時間を持てば、もっとよい介護者になれます。次のようなことを考えてみてください。
・ほんのわずかな時間でも、自分自身のためにできる素敵なことを見つけてみる。
・「相手のために」といったさまざまな種類の活動を、止めるのではなしに、減らしてみる。
・予約やちょっとした用事などを他の人にしてもらったり、手配してもらったりできないか考えてみる。
・友達との別の交流方法を探してみる。
・もっとたくさん「介護から開放される」時間を作ってみる。
(監修:埼玉医科大学国際医療センター 大西 秀樹)
"The U.S. National Cancer Institute dose not currently endorse any foreign-language translations of NCI information by other organizations or individuals, and no such endorsement should be inferred."